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第28回出雲全日本大学選抜駅伝競走 開会式
10月9日 (日)出雲市民会館
区間エントリー
6区間45.1km
1区8.0km 櫻岡駿(済4=那須拓陽)
2区5.8km 中村駆(済1=西京)
3区8.5km 服部弾馬(済4=豊川)
4区6.2km 渡邉奏太(済1=吉原工)
5区6.4km 野村峻哉(済3=鹿児島城西)
6区10.2km 山本采矢(済4=滋賀学園)
補員
小早川健(済3=武蔵越生)
高森建吾(済3=佐久長聖)
酒井監督は「前半から上位にいたい」と前半区間で攻める戦略に出た
開会式に臨んだ選手たち
出雲駅伝の開会式が行われた。区間エントリーは「今年は育成と勝負の年」と酒井監督が話すように三大駅伝初出場の選手が多く、新戦力の台頭が見られるものとなった。
出雲駅伝は三大駅伝の中で最も距離が短く、スピードレースが繰り広げられる。「今年は前半から上位にいたい」と1区に櫻岡を起用。昨年は後半区間を担うことが多かったが、今回は前半の重要な区間を任された。しっかり流れをつくっていくことが期待される。2区には初出場の中村駆。関東インカレでは1500mの代表に選ばれるなど、スピードが持ち味だ。多くの大学がエースを配置した3区は今年も服部が務める。昨年は惜しくも2秒差で逃した区間賞を今回こそは勝ち取り、他大を引き離していきたい。
後半は初出場の選手が2名。4区の渡邊は1万mで28分台の自己ベストを持つ期待の1年生だ。5区は今回も野村が起用された。昨年初めての出雲駅伝で区間3位と好走。アンカーへ勢いをつけていきたい。最長区間の6区は山本采が初出走。今季は1万mで自己ベストを更新し4年目でついに駅伝メンバーに名乗り出た。有力な選手が集まる最終区間での走りに注目だ。
主力の一人である口町(法4=市立川口)が今回エントリーされていないが、走力面では十分メンバーがそろっている。距離が短いため一度離されてしまうと挽回は難しい。前半でしっかり優勝争いに絡んでいき、粘りの走りで優勝を狙う。
■コメント
・酒井監督
主力の口町がエントリーから外れ、3大駅伝の経験が無い選手もいるが、今年は育成と勝負の年と思っている。前回は1区でミスがあり出遅れるということがあったが、今年は前半から上位にいたい。3区にエースを置いているので、そこで先頭に立ち優勝戦線に絡みたい。有力な選手が6区にひしめいているが、そこでどこまで粘れるかだと思う。(各大学のオーダーを見てみて)風の影響も考えなくてはならないが、全ての区間ミス無くつなぐことが大事。短い駅伝なので後で挽回するのは厳しい。ミスの無い走りを各区間ともにしていきたい。(駅伝初出場の選手に期待することは)経験を積むこと。1年生を2人起用しているがそれでも全体の3分の1を占めている。上位でレースをしてほしい。
TEXT=福山知晃 PHOTO=伊藤梨妃、福山知晃