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2016.10.16
サッカー

[サッカー]初スタメン篠田は昇格のキーマンとなるか!?


第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)

第18節  10月15日(土) 東京国際大学第一サッカー場


東洋大1ー1東国大


初スタメンとなったボランチ篠田

セットプレーでのゴールに期待





 この日、キャプテンマークをつけてピッチに立っていたのは今季リーグ戦2試合目の出場、初先発となった副主将・4年篠田朋宏だった。

 

 「スタメンとわかったのは2日くらい前」。今季ここまで不動のコンビとなっていた高橋の相方・勝野がけがにより欠場となり、出番が回ってきた形だ。リーグ前半戦はベンチに入ることができず、ようやくベンチ入りできたのが14節朝鮮大戦。出場は前節の拓大戦が初となった。それでも篠田はここまでずっと腐らなかった。

 得意なプレーはミドルシュートとセットプレーのキック。「練習試合などで結果を出せていたので、監督が認めてくれたのかなと思う」。古川監督は、首位との大一番に臆せずに篠田をスタメンでピッチに送り出した。

 「違ったアクセントを加えられたらと思う」。遠目からシュートを狙う選手が少ない中で篠田は自分の役割を理解している。この日は、ミドルを狙える機会は少なく、FKのチャンスも「コース的に(仙頭)啓矢かな」と譲った。中盤で多くボールを受け攻撃のリズムを作ったが、「もう1ギアくらい上げたプレーを見せてほしい」と監督は辛口注文。練習試合などでのプレーぶりを見ているだけに、大きな期待を寄せている証拠だ。

 「(勝野の)代わりに出るという弱気な気持ちではなくて、自分がチームの中心となって必ず勝利したいという気持ち」。初先発でいきなりキャプテンマークをつけた副主将がピッチでもチームを引っ張る。チームに新しいエッセンスを与える篠田の武器がさく裂すれば、昇格へ正念場のチームを救う大きな武器となる。



■コメント

篠田(国4=青森山田)

個人としてあまり試合に出ていた選手ではないが、(勝野の)代わりに出るという弱気な気持ちではなくて自分がチームの中心となって必ず勝利したいという気持ちで臨んだ。(キャプテンマークをつけていたが)僕がもともと副キャプテンで(佐藤)仁紀がいつもはつけてるが今日はスタートでなかったんで自分がつけた。スタメンとわかったのは2日くらい前。監督からは守備面でセカンドボールへの意識とか、相手に攻め込まれた時のクロスなどへの対応などをビデオを見ながら指示をうけた。(終盤、出場機会が増えているが)持ち味はミドルシュートとセットプレー。リーグ戦以外の練習試合などでも結果を出せていたので、監督が認めてくれたのかなと思う。リーグ戦に出たときこそ、そういうプレーが出せればチームを救えるし、自分ももっとそういうプレーを出してアピールしていきたい。(チームとしても武器になると思うが)ミドルシュートが打てる場面などで、チームの中でミドルが得意な選手はそんなに出てないから無理にシュートを要求するよりかは僕が役割としてそういった仕事をしていきたい。チームの中でそういったタイプのプレーヤーがいないので、いつもとちがったアクセントを加えられたらと思う。(セットプレーに関しては)僕と仙頭がセットプレーでは蹴ることが多いが、コース的に(仙頭)啓矢かなという場面だった。相手の壁の位置なども話し合ったうえで決めた。逆側だったらたぶん自分が蹴っていたと思う。(勝ち切るためには)終盤、相手がなにもできなくなっている中で、チャンスは多くあってそこを決めきれるかどうか。それと最後を合わせる精度、質を上げていくこと。残り10分、15分どこまで走り切れるか、走力の部分。個人的にもしっかり調整して次も出れるかわからないが出たらチームに貢献できるようにしたい。

TEXT=吉本一生 PHOTO=當麻彰紘、豊川拳大、横山恵美


[次節試合予定]
第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第19節 10月22日(土) 対東農大 中央大学多摩キャンパスサッカー場にて 11:30キックオフ