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11月17日から愛媛県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで10日間連続で、出場選手をご紹介します。1日目となる今日は、バンタム級の木村蓮太朗選手です。
大学デビュー戦となったリーグ戦の初戦の駒大戦。主将と格上の相手でしたが、見事勝利し注目の的となりました。さらに1年生ながらリーグ戦全試合出場。先月行われた国民体育大会(以下、国体)でも準優勝を飾り、次世代エースの地位を着実に確立しつつあります。そんな木村選手は一体どんな選手なのか、今回お話をうかがいました。(取材日・10月14日、聞き手・梅山織愛)
――先日行われた国体では準優勝と大活躍でしたね。
階級をいつも一個下のバンタム級でやってて、でも静岡の先輩がバンタムで出たいって言うんで階級をライト級に上げたんです。ライトだと減量も無くてスタミナも持ったし、スピードもキレもラウンドを通しても落ちなかったので、意外にやりあえたなって。今後バンタムじゃなくてもライト級でも出場できるかなって。幅が広がったかなーって思います。
――では、今後は階級を変ることも考えてるのですか。
全日はバンタムで出るんで、そこで動きが良かったら、今後もバンタムで行こうかなって思います。けどライトの方が動きが良かったら、ライト級にしようかなって気持ちはあるんですけど、今のところはバンタムで出たいっていう気持ちの方が強いですね。
――国体を終えて改善したいポイントはありますか。
やっぱバンタム級はスピードが速くなる。ライト級だとスピードよりもガッツが必要だったんで、多分戦い方が変わってくる。スピードでくるんでとにかく自分もそのスピードに付いていけるように、リズムをつくっていきたいです。
――それに向けてどのような練習をしてますか。
東洋大の軽量級の人達とスパーリングをして、目を慣らしていこうと思います。
――この選手には負けたくないという選手はいますか。
バンタムは強い選手ばかりなので、負けたくないっていうよりもやってみたい選手は、中野幹士選手(東農大)。国体のバンタム級で優勝してた人です。自分も一回やったことあって、そのときは1ラウンド目で目の上をカットしちゃって、判定で2-1で負けちゃって。もし、対戦できたら勝つって気持ちでやりたいです。
――緊張はしますか。
いや、緊張は特にしないんで。ま、楽しんでやれれば。
――全日では社会人も出場しますが意識しますか。
いや全然。自分相手は意識しないんで。自分のボクシングできれば良いなという感じです。
――自身のプレーで注目して欲しいところはどこですか。
ストレートに自信あります。あと、スピードも自信があるのでスピードで驚かせたいです。
――試合前のルーティンはありますか。
缶のブラックコーヒーを試合の30分前に一気に飲みます。やらないと落ち着けないです。4年生の齋藤奨司(営4=習志野)さんがリーグ戦のときに、「冷たいブラックコーヒーを試合前に飲むと、集中力が高まるよ」って言っていて。奨司さんが飲んでたから自分も飲んだら集中できたので、そこから試合前は必ず飲みますね。
――大学生になり高校生より成長したなと思うことはありますか。
高校のときより技術は一回りも二回りも付いたかなって思います。大学入るとチームメイトの技術がすごく高いんで、練習を一緒にしていて技術をそこから盗んでいます。
――全日が終わったらやりたいことはありますか。
試合が半年くらいないので遊びまくりたいです。
――普段の休みの日は何をしているのですか。
先輩とか同期とか出かけていることが多いですかね。
――じゃあ2016年の内にやりたいことはなんですか。
とにかく遊びまくる!!!
――では、最後に全日での目標を教えてください。
全日での目標は普段出場しているバンタムで出るので、減量に気をつけながら普段と同じように体重を落としていって、ライト級のときと同じような動きが出来れば良いなと。
――木村選手の次は○○選手なのですが、どんな人ですか。
とにかくコミュニケーション能力が高いんで口が上手いですね。
――○○選手の注目ポイントを教えてください。
ガッツがあるんでその気持ちの強い所を見せてくれればなって思います。みんな、そのガッツあふれるボクシングに期待してほしいです。
ということで明日はそんなコミュニケーション能力が高いことで有名なあの選手が登場します。お楽しみに!!
◆木村蓮太朗(きむら・れんたろう)
学部・学年・出身校/経営学部・1年生・飛龍
身長・体重/174㌢・60㌔
生年月日/H9・6・12
血液型/A型
好きな食べ物/ラーメン
好きな芸能人/有村架純
趣味/ユーチューブを見る