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2016.11.16
ボクシング

[ボクシング]特集10日目・悲願の日本一へ~秋山佑汰選手~

11月17日から愛媛県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで10日連続で、出場選手をご紹介します。最終日の10日目となる今日は、ライト級の秋山佑汰選手です。



今季主将としてチームを引っ張ってきた秋山選手。これまで数々の国際大会を経験していますが、全日での優勝はありません。「大学最後の大会で日本一になりたい」。そんな強い思いで臨む全日への意気込みや、秋山選手自身のルーツなど詳しくお話をうかがいました。(取材日・10月19日、聞き手・豊川拳大)



――全日に向けての調整はどうですか。

この前国際試合があって、頭をけがしてしまったので、気にしながらやってます。不安要素はあるんですけど、体力面や技術面は良い感じに調整できてます。


――大学最後ということで懸ける思いも強いんじゃないですか。

去年は準優勝だったので、今年こそはというか4年間で1回優勝はしたいなと思っています。


――強敵やライバルはいますか。

森坂選手(東農大)と藤田健児選手(自衛隊体育学校)ですね。あとは全日で負けた小林選手(日大)。その3人です。


――対戦してみたい選手はその3人になりますか。

そうですね。出来れば対戦したくはないですけど(笑)まあでも、上にいけば誰かしらと当たると思うので。特に小林選手にはリベンジしたいです。


――全日後の予定は決まってますか。

自衛隊の体育学校でボクシングをやって、東京オリンピックまで続けたいと思ってます。


――東洋の注目選手はいますか。

木村蓮太朗(営1=飛龍)は良いところまでいくと思います。あとはキャプテンの馬場(文3=王寺工)と原田直樹(営2=崇徳)、健太(営1=安芸南)兄弟ですかね。


――先日の国際大会はいかがでしたか。

勝てる相手だっただけに悔しかったし、やり切れない思いです。これから巻き返せるというところでけがをしてしまったので。


――数々の国際大会を経験されていますが、日本との違いはどんなところにありますか。

生活面だとご飯が違うので、食べれなくてしんどいときはあります。選手的に言ったら、距離感やスタイルが全然違うのでやりにくいです。


――それは事前にデータがあっても、実際対戦してみると違いますか。

そうですね、選手によって全然違ってきます。


――主将をやることになった理由はなんですか。

単純にやりたいと思ったのと、監督とか上の人が推薦してくれたのがきっかけです。


――他にやりたい選手とかいなかったんですか。

いや、僕か齋藤奨司(営4=習志野)かで迷ってて、どっちになるかって感じでした。


――主将としての難しさはどんなところにありますか。

自分の練習だけじゃなく、周りの選手も見ないといけないですし、周りに気を遣わないといけないけど、自分も100%でやらないといけないところです。


――東洋大に入ったきっかけはなんですか。

自分にはトレーナーがいるんですけど、トレーナーと相談して決めたのと、東洋大の竹田コーチにずっと教えてもらってたのがありますね。あとはやっぱり村田さん(H20年度営卒)がいたのが大きかったですね。


――もし東洋大以外に入るとしたらどこが良いですか。

やっぱ東農大ですかね。一番になれるのと強いところって言ったら東農大とか日大なので。まあ日大は厳しいと思いますけど。


――関東の大学にこだわりはありますか。

やっぱり関東と関西ではレベルが違うので、関東の大学にいきたいなと思ってました。


――ボクシングを始めたきっかけはなんですか。

お父さんが元々プロボクシングでやっていたんですけど、小学校4年生の時同級生の子にジムに誘われたのがきっかけで本格的にやり始めました。


――お父さんに「やれ」とは言われなかったんですか。

言われてないですね。ジムに行き始めてから教えてもらうことはありましたけど。


――試合中意識していることや心掛けていることはありますか。

力まない。力を抜くっていうのと、常に動いとくのは意識してます。


――好きな選手はいますか。

山中慎介(WBC世界バンタム級王者)さんとかですかね。


――どういうところが好きですか。

同じサウスポーっていうのと、左のストレートが伸びるので参考にしたいというかすごいなと思ってます。


――他の選手に負けたくない部分はなんですか。

距離ですね。あとはディフェンス面。


――もしボクシングをやっていなかったら今何していると思いますか。

ボクシングやってなかったら働いてるんじゃないですかね(笑)


――試合前の願掛けやルーティーンはありますか。

願掛けは無いっすけどね(笑)グローブ右から入れるとか、コーナーでジャンプするのは良くやります。


――最後に全日に向けての意気込みをお願いします!

日本一に一度もなってないのが引っかかってるというかモヤモヤしているので、最後の大会で、日本一になってスッキリ終わりたいなと思います。


――今回の特集最終日が秋山選手なのですが、トップバッターを飾った木村選手について教えてください。

蓮太朗は運動神経が良いです。センスのあるボクシングをしますし、身体能力も高いし。上手いし、練習もしっかりするし、これから期待できる選手だと思います。


――では、意外な一面などはありますか。

意外なところですか…。うるさいっすね(笑)だけど人当たりが良いですね。



10日間にわたり、特集を掲載致しました。ご覧下さり、ありがとうございました。9名の選手のプライベートに関することや意外な一面などが見られたのではないでしょうか。

いよいよ明日から、全日本ボクシング選手権が開幕します。熱戦を繰り広げる、東洋大学ボクシング部にご注目ください!



◆秋山佑汰(あきやま・ゆうた)



学部・学年・出身高校/経営学部・4年・淀川工科

身長・体重/178㌢・ 65㌔

生年月日/H6・9・23

血液型/B型

好きな女性のタイプ/気が利く人

 大阪の好きな所/全部!人が良いところ