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第22回東京都サッカートーナメント〈第97回天皇杯本戦予選〉学生系の部 予備予選 1回戦
12月3日(土) 東洋大学朝霞グラウンド
東洋大0(7 PK 6)0国学大
得意のドリブルで相手を翻ろうした
2本のシュートも相手の脅威となった
※掲載が遅くなり申し訳ございません
新チーム初戦となった天皇杯予備予選1回戦。PK戦の末辛くも勝利をつかんだが、その中で途中出場となった松崎(国1=大宮Y)の存在感が光った。
0-0で迎えた60分に右サイドハーフとしてピッチに投入された松崎は、攻めあぐねるチームに新たなアクセントをもたらした。「もうちょっと高い位置でプレーできれば良かった」と振り返る新進気鋭のウィンガーだが、得意のドリブルからチャンスを演出する。試合終盤にはミドルレンジからのシュートを2本放つなど、古川監督から求められている「点につながるプレー」を体現すべく躍動した。
一方でPK戦ではヒヤリとする場面も。サドンデスに突入し、6人目のキッカーを担当した松崎だが、ゴール右隅を狙ったシュートを相手GKに弾かれる。しかし、ボールは辛うじてポストに当たりゴールラインを割った。思わず「やっちゃったなと思った」と苦笑いで振り返った松崎。この幸運もあり、チームは2回戦へと駒を進めた。
新チームとなりポジション争いが激化する中、大宮Y時代に日本クラブユース選手権でMIPを獲得した実力者がレギュラー争いに名乗りを上げた。「点につながるプレー」の精度をより高めることをテーマに掲げ、チームを新たな次元へと引き上げる。
■コメント
・松崎(国1=大宮Y)
点につながるプレーをというのは監督にも言われていたし、もうちょっと高い位置でプレーできれば良かった。(相手が5バックだったが)基本5バックだったが、マッチアップしたのは相手の左ウィングバックだけだったので、そこの1対1は絶対勝てると思っていた。(どれぐらいアピールできたか)途中までは良かったと思うが、最後の狭くなってきたところの質を上げていかないといけないかなと思う。(PKではヒヤリとしたが)やっちゃったなと思った。後攻で外したら終わりというシーンだったので入って良かった。(新チームになって)出たときに何ができるか。点につながるプレーは求められると思うので、そこの精度を上げていけば自然と出場機会も増えていくかなと思う。(次戦へ向けて)今日引き分けて苦しい展開になったので、先に点を取って楽にして、自分もその中でアシストだったり得点をできたらいいと思う。
TEXT=當麻彰紘 PHOTO=吉本一生