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2017.01.07
アイススケート

[フィギュアスケート]女子Bクラス二名出場 入賞逃し肩を落とす

第89回日本学生氷上競技選手権大会

1月6日(金) 沼ノ端スケートセンター


女子Bクラス

13位 遠藤(社1=日本橋女学館) 53.59点

22位 河口(社2=横浜創英) 46.92点


団体 7位


初のインカレを経験した遠藤


河口は悔し涙をのんだ


 女子Bクラスでは10月の東日本選手権(以下、東インカレ)で優勝した遠藤、6月の関東大会で3位入賞した河口の二名が出場した。これまでの大会で結果を残しているだけに表彰台も期待されたが、両者共にジャンプミスが重なり順位は下位に沈む。団体では7位と入賞には届かなかった。


 初のインカレ出場となった遠藤。使用曲は東インカレに引き続き真っ白な衣装とマッチした『白鳥の湖』で、軽やかな動きでステップを踏む。しかし、ジャンプでのミスが相次ぎ次第に焦りが見られた。「頭が真っ白になってしまい、ミスを引きずって挽回できなかったことが課題」と挙げたように、最後まで調子を取り戻せず演技を終える。

 続いて、最終グループでは河口が登場。2年目のインカレの舞台は堂々と演技に挑んだ。しかし、自身の不調と慣れない氷の状態に得意なジャンプもうまく決まらない。最後まで笑顔で滑り切るが、演技後には落胆の表情。入賞、表彰台まで目標を掲げていただけに悔しい結果となった。

 振るわない結果に悔しさを滲ませた二人だったが、遠藤は1年目でインカレを経験したことで今後の成長が期待できる。また、河口は「自分の思うような演技や結果は出なかったが、ここまで精一杯頑張ってこれたかなと思う」と自身を評価。今後はスケートと勉強の両立が難しくなるが、今までと変わらず〝自分らしく〟演技をすることを目指す。


 翌日からはいよいよ男女Aクラスがスタート。東インカレで3位入賞の阿久澤(社3=日本橋女学館)なども登場する。また春、秋に続いてインカレでの団体優勝にも期待できる。ハイレベルな氷上の戦いに注目だ。


■コメント

・河口(社2=横浜創英)
東インカレではよくない演技だったがチャンスをもらえてインカレに出場することができたので、本当は表彰台に乗りたいなって思っていた。インカレに向けて1年間頑張ってきたが、自分の不調や氷の状態もありいつも通りにジャンプが全然跳べなかった。昨日の公式練習でも今までにないくらいに悪かった。ほとんどのジャンプを失敗してしまってすごく悔しい。1年目は勢いというか、「インカレに行けたらいいな」というチャレンジャーな気持ちでいたが、2年目は目標を高く、表彰台に乗りたかった。大学に入って自分の演技だけではなく出られなかった人たちの分まで頑張ろうと思っていた。個人戦だけでなく団体戦も大事にしていたので、それが悔しいです。(これからに向けて)自分の思うような演技や結果は出なかったが、ここまで精一杯頑張ってこれたかなと思う。来年で最後になると思うので、結果が付いてくればいいが、自分らしく、納得できるような演技をしたいです。


・遠藤(社1=日本橋女学館)
(今日の演技を振り返って)全く自分の思うようにいかなくて、調子がとても悪かった。すごく悪い形で終わってしまったのが悔しい。(具体的な課題は)年末に寝込んでしまって体力がひるんでしまったので、ジャンプを全く跳ぶことができなかったのと、ミスが続いて頭が真っ白になってしまい、ミスを引きずって挽回できなかったことが課題に残った。初めてのインカレは緊張してしまった。(今後へむけて)失敗を挽回して、自分の中で完璧な演技をすることと、来年インカレに出ることができたらノーミスで演技をして、東洋大に貢献したい。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=望月優希