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こんばんは。久しぶりに文章を書いたので何回も書き直していたらこんな時間に…。さて、人生最後のコラムは「生」で見るスポーツの面白さについて書こうかな～と思います。
スポトウを読んでくださっているみなさんなら、会場に足を運んでスポーツを観戦するなんて当たり前じゃん！と思うかもしれませんが、私はスポトウに入るまでその良さを知りませんでした。
ただスポーツが好きだからという理由で興味を持ち、勢いのまま入ったこのサークルでは本当に様々なことを経験させてもらいました。その中でも試合を「生」で見て選手に直接インタビューしたことは、18年間ほぼテレビ観戦しかしてこなかった私の考えをガラリと変えてくれました。小さい頃からスポーツを見ることは好きだったのですが、直接スタジアムや球場に行くことはなく、いつもテレビの前でのんびり観戦。何より解説や実況があって、全体も見られるのでそっちの方がわかりやすいと思っていました。しかし、スポトウに入って何度も取材をしていくうちに、「生」でスポーツを見る臨場感や一体感にどんどん魅了されていきました。
まず選手と同じ空間にいることで、選手の息遣いや表情が画面越しよりもリアルに感じられます。テレビ中継でも一人一人の表情が見えますが、会場にいると選手の喜怒哀楽が直に伝わってくるので、より一層選手の気持ちに寄り添うことができるのです。選手が苦しい時は「頑張れ」と応援し、嬉しいことがあれば全力で喜ぶ。おこがましいですが、まるで自分が選手になったような気分を味わえます。
そしてもう一つの魅力は、観客の一体感です。選手が主役なのだから、観客は関係ないのではないかと思うかもしれませんが、私は観客を含めてこそのスポーツ観戦だと思っています。私はサッカーを見に行った時に観客の声量に鳥肌が立ちました（笑）テレビを通したものとは比べ物になりません。それだけ観客の存在は大きいですし、それは選手も同じように感じていると思います。「サポーターが応援してくれるから頑張れる」。そんな言葉をよく聞きますが、実際に取材をしていても、苦しい時にチームを支えていたのは観客の声援でした。
取材と観戦は別物なので一緒にすることはできませんが、それでも「生」でスポーツを見る素晴らしさはこの活動を通して知ることができたと思います。アルバイトをして自分でお金を貯めるようになってからは、積極的にいろんなスポーツのチケットを買って、応援に行くようになりました。スポーツだけではなく、アーティストのライブだったりミュージカルだったり。大学生活では、たくさんの「生」のものを体感することを大切にしてきました。以前の自分からは考えられません。しかし、今までの何倍も充実した日々を過ごせていたと思います。
みなさんはこのような体験をしていますか？もし、テレビやネットで満足している人がいたら、まずはスタジアムに足を運んでみてください。もちろんスポーツじゃなくても何でもいいんです。アイドルの握手会でも下北沢の小さな劇場でも。是非「生」を体感して、みなさんに素敵な時間を過ごしていただきたいです。
