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2017.04.10
アーチェリー

[アーチェリー・男子]神大に勝利し、開幕3連勝!中野主将が語った悪天候でも負けないポイントとは

2017年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦ㅤ2部


4月9日(日)東京電機大レンジ

男子ㅤ第3戦


東洋大 3624 ー 3558 神大(上位6名の成績)




個人成績


                       30m         50m     TOTAL


1中野            291          334       625


2飯塚            275          324       599


3星野            271          324       595


4松本            278          321       599


5八須            274          318       592


6坂本            261          310       571


7竹内            284          325       609


8大澤            269          328       597


悪天候でも625点を記録した中野

大澤は「悔いの残る試合」と振り返った

高得点でチームに貢献した竹内



 昇格へ向けて開幕2連勝中と、最高の滑り出しを見せている男子アーチェリー部。第1戦と同じ地で再び悪天候に見舞われながら挑んだ神大戦は、で勝利し、堂々の3連勝を飾った。


 先週の快晴とは異なり、大粒の雨が選手たちの手元を狂わせる。「降ったり止んだりの差が激しくて、選手にとっては射ちづらい天候だった」と中野(法4=磯辺)が語るように、環境への対応に苦戦する格好となった。そのなかでも竹内(ラ3=豊島学院)は「雨のなかで600点を超えたことがなかったので良かった」と609点を記録し、中野に続いて高得点の活躍を見せた。

 中野はこの試合の勝因を「神大は点数を出す人と出さない人の差が激しくて、結果的にマイナスが大きかった。でも東洋大は大きなプラスがない代わりに、マイナスを出す人も少なかった」と語った。確かに結果を見てみると、飯塚(ラ2=浦和西)と松本(ラ2=本庄東)は2人とも599点と、高得点といわれる600点まで、1点差しかない好成績を見せるなど、総合力で神大をまさっていた。「チームの層の厚さで勝てた」。中野がそう話すように、悪天候という状況下でも、チームとして戦っている結果が、この勝利につながっている。

 リーグ戦は残り2試合。昇格へ向けて、選手の向上心も高い。597点を記録した大澤(済1=千葉英和)は「次戦は必ず600点を超えられるように」と意気込み、竹内は「全体的にもっと練習から点数を伸ばしたい」と気持ちを入れ直す。昨年は女子が入れ替え戦で昇格するも、男子は悔しい思いをした。今年こそという意識のもとで、昨年の忘れ物をチーム全員で取りに前進する。


◾︎コメント

・中野(法4=磯辺)

今日は降ったり止んだりの差が激しくて、選手にとっては射ちづらい天候だった。それで自信持って撃てなかったり、応援の声量が小さくなってしまっていた。どのような状況でも撃てるようにまだまだ練習が必要。「そこそこ撃てば勝てる」という油断がチームに少しあったとは思う。今日はみんな悔しい思いをしたから、残りのリーグ戦や入れ替え戦に向けて気持ちの切り替えができる。この悔しい思いを糧にして、これから授業などで練習量は減ってしまうが、きちんと練習をして自信を持って勝ちにいけるように頑張りたい。

・竹内(ラ3=豊島学院)

個人的にはあまり緊張もせずにできて、いつも通りのパフォーマンスが出せた。チームとしてはもっと全体的に点数が取れればいい。(過去2戦と比べて)前回よりも天気が悪い中で、同じくらいの点数が取れたのはポジティブに捉えられる。この天気なので暖かい格好をするとか準備段階からしっかりできてよかった。(課題は)現状ではこのぐらいの点数なので、そのなかではよくやれたと思うが、もっと全体的に練習から当てれるようにしたい。(次戦へ向けて)緊張しないというのは、自分の強みだと思う。なので、このまま変わらずにやりつつ、点数を取れればいいと思う。

・大澤(済2=千葉英和)

点数が良くなくて、悔いの残る試合だった。特に50mの後半が良くなかった。それまではわりと点数を取れていたが、フォームなどを意識しすぎてしまった。これから練習をしてずっと平均していい点数を取れるようにしていく。(天候については)悪天候のせいにしたくはないが、やはり影響はあった。どんな状況でもちゃんと撃てるようにしていきたいと思う。チームに貢献できるようにしたい。


TEXT=藤井圭 PHOTO=藤井圭、中村緋那子