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2017.04.13
水泳

[水泳]日本選手権初日 露内が堂々の銅メダル獲得!

第93回 日本選手権水泳競技大会 競泳競技

兼 第17回世界水泳選手権大会 代表選考会

兼 第29回ユニバーシアード大会 代表選考会

4月13日(木)~16日(日)  日本ガイシアリーナ

表彰台で輝いた露内

堂々と入場する藪

得意の後半で順位を上げた菊池

三好はスピード感のある泳ぎを見せた

(1日目・予選)

◆女子400m自由形

4組

2着 露内 4'12"51

→全体2位で決勝進出

5組

3着 菊池 4'16"43

→全体13位でB決勝進出

8着 濱田 4'24"79


◆女子50mバタフライ

1組

3着 中野 28"45

6組

8着 遠山 28"47

7組

2着 藪 27"54

→全体6位で決勝進出


◆男子50mバタフライ

6組

三好 3着 24"39

→全体13位でB決勝進出


◆男子400m個人メドレー

5組

5着 森時 4'23"92

6組

5着 松田 4'23"11


◆男子100m自由形

5組

6着 中村 51"15


◆女子100m平泳ぎ

4組 

7着 江口 1'11"13


◆男子100m平泳ぎ

6組

5着 1’01”95


◆男子1500m自由形

4組

8着 山本健 15'58"84

5組

2着 山本悠 15'20"85

→全体5位で決勝進出


(1日目・B決勝)

◆女子400m自由形

3着 菊池 4'16"20


◆男子50mバタフライ

4着 三好 24"34


(1日目・決勝)

◆女子400m自由形

3位 露内 3'11"77


◆女子50mバタフライ

7位 藪 27"36

 

 7月に開催される世界水泳選手権(以下、世界水泳)の代表選考となる日本水泳選手権(以下、日本選手権)が名古屋の日本ガイシアリーナで開催された。この大会最初の決勝種目である女子400m自由形に出場した露内(文4=京都外大西)が3位入賞で自身初となる日本選手権での表彰台に上った。

 毎年この時期に開催される日本選手権。今年はこの大会で世界水泳やユニバーシアードの代表が決まるため他の大会にはない独特の緊張感の中行われる。しかしこの舞台に立つためにも、国内でもっともレベルの高い標準記録を公式試合で突破しなくてはならない。そのため日本一を決める大会と言っても過言ではない。

 東洋大から最初に登場したのは女子400m自由形に出場した女子キャプテンの露内と菊池(営4=作新学院)濱田(国2=須磨学園)だ。

先月末までスペインで高地トレーニングを行っていた露内は、そこで培った体力で後半もスピードを保ち自己ベストで決勝進出。自身も驚きのタイムだった。決勝にむけ4分10秒という更に高い目標を設定。200mを5着で折り返すと徐々に順位をあげ3位でフィニッシュ。惜しくも10秒台には届かなかったが、予選よりもさらにタイムを上げて見事表彰台に上った。「結果でチームを引っ張っていくと宣言していた」と話した。その言葉通り、初日チーム一番の結果でレースを終えた。

予選最終組で登場した菊池と濱田はタイムが伸びず濱田は予選敗退、菊池はB決勝にとどまった。しかしこの2人は長距離を得意としており、昨年の日本選手権の女子800m自由形で揃って決勝進出をしている。昨年度はなかった女子1500m自由形も、今年は世界水泳の選考のため最終日に行われる。距離が長いほど順位を上げる“Wゆうな”。明日からの二人の躍進に期待したい。

 昨年度に初めて標準記録を突破し今回初出場となった中村(文2=比叡山)。初日は男子100m自由形に出場。独特の雰囲気の中でも「楽しみながら泳げた」とレースを振り返る。惜しくもベスト更新とはいかなかったが、200m自由形に向け「気持ちを切り替えてベスト更新が目標」と話した。

 50mバタフライでは女子では藪(営3=武蔵野)が決勝へ。男子同種目では三好(営4=八幡浜)がB決勝へ駒を進めた。重点を置いていないこの距離で健闘をみせた二人は3日目以降に行われる100mや200mでの活躍に期待がかかる。

 本日、予選のみ行われた男子1500m自由形では山本(法3=智弁学園)が出場。大会前には主将の松本(文4=神島)が今回期待の選手に、山本の名前を挙げていた。その期待に応え以前の自己ベストを13秒も更新し、5位で決勝進出を果たした。長距離の種目は、100mあたりのタイムを0.1秒ずつでもあげれば大幅に全体のタイムも上がる種目。山本も「練習の成果が出ていて調子が良い」と話す。明日の決勝ではどこまでタイムを上げてくるのか。山本の活躍から目が離せない。

  日本選手権初日は、女子キャプテンの露内が大金星をあげ、自身の活躍でチームに勢いをつけた。しかし初日は世界水泳の代表権は0で終了した東洋大水泳部。明日から代表入りに期待できる選手や、今日出場した選手も重点を置いている種目が開催される。今年の夏、世界の舞台への切符を手にするのは一体誰なのか。東洋大の躍進は始まったばかりだ。


◾️コメント

・三好(営4=八幡浜)
もう少しいくかなと思った。ちょっと合わせかたを失敗したかなと思う。スピードは出ていると思うので、しっかり200mも後半どうなるかわからないが、前半からしっかりいって最後の最後までいきたい。100mはいって帰ってくるだけなので、前半は今日のレースくらいで入りたい。調子は70点オーバーくらいで調子は良い。逆に調子が良いから空回りするっていうのが今日は強かった。

・菊池(営4=作新学院)
(B決勝3位について)あんまり良くない。周りは見なかったので遅れたとかいう感覚はなかった。予選は慌ててしまったっていう感覚があったので、そこを修正して前半をあんまり無理やり突っ込むってことはしなかった。次のレースは全然違うので、切り替えて持ち込むことがないようにしたい。あまり調子悪いとかは考えていない。レースが1月後半以来なので久しぶりというのがある。しっかり後半に向けて慣れていって最後では良い結果で終わりたい。2年前に1500mで優勝してるので、そこではしっかり狙っていきたい。


・露内(文4=京都外大西)
予選から12秒が出てすごいびっくりしてた。目標がベストを出すことだった。予選が終わってから、目標を一歩上に上げて10秒台を出すって決めた。満足ではないが最低限のことは出来たと思う。今日の表彰台は自信につながる。(高地合宿に行って)平地に戻って呼吸が楽に感じるので効果は実感してる。次のレースでも予選からちゃんといって泳ぐ。(女子主将として)私とか大橋とかが結果で引っ張っていくと前々から宣言している大会なので、引っ張っていけてる実感はある。後輩たちで思うような結果が出なかった人もいると思うので、明日以降はつなげていってほしい。

・山本悠(法3=智弁学園)
練習の成果が出始めていて、調子がいい。学生冬季で日本選手権の1500m自由形の派遣を切ってから、出るからには決勝に残ろうと思っていた。インターを切ればユニバーシアードの代表も見えてくると思うから、あと3秒、明日の決勝です縮めたい。でも、この今日のタイムも13秒ベストを更新していて、大ベスト。
主な練習の成果としては、テンポを一定にできるようになった。主将である松本さんと共にやってきた。キックも入っていて良かった。前半1秒後半2秒で縮めていきたい。後半型ではあるけれど、前半もしっかり泳いで後半をさらに上げられるように練習をしている。300mごとに分けて考えていて、ラスト300mをしっかり泳ぎ切りたい。

・藪(国3=武蔵野)
前半はいい感じだと思ったが、最後のタッチが流れてしまってそこで順位が結構落ちてしまったので詰めが甘かったかなと思う。50mは結構良い感じだったので次のレースでも続けて良いタイムで泳げればなと思う。ユニバーシアードは狙える位置にはいると思うので、前回選ばれたので今年も選ばれたいなと思う。

・中村(文2=比叡山)
初めての日本選手権だったけど、緊張とかは特になく、楽しみながら泳げた。練習はうまくいってなくて、アップの時に調子いいかなと思ったぐらい。明日は200m自由形があるので、1分50秒を切って自己ベスト更新を目標に、今から気持ちを切り替えたい。

・山本健(営1=尾鷲)
昨日足首を痛めてしまって、思うようなタイムが出なかった。初めての日本選手権だったけれど、緊張とかは特になく。東洋での練習は楽しいし、1年生も仲良し。

TEXT=梅山織愛 PHOTO=望月優希、菊池美玖

ジャパンオープン2016
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