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2017.04.25
ラグビー

[ラグビー]国学院大に勝利するも課題が多く残る

2017年度オープン戦

4月23日(日)国学大グラウンド

東洋大40{26-12、1414}26国学大


東洋大
スコア
国学大
前半
後半
得点
前半
後半
T


G



P




D


2614

1214
40合計
126


番号選手出身高学年
1福富 瑞樹同朋 3 
舘澤 徹士盛岡工業 3 
山本 大智目黒学院 4 
4小林 瑠偉日川 3 
鴨澤 享祐黒沢尻工業 2 
黒川 眞琴石見智翠館 4 
7日野 諒太郎佐賀工業
常泉 逹國學院栃木
菅原 優大秋田工業
10村上 晴太
仙台育英

11 川上 捷太昌平
12◯ 古川 拓実目黒学院 
13尾花 耕平国学院栃木
14石井 勇輝日体荏原4
15菊池 優介國學院栃木3 
        Reserve Member  
16小山内 健昌平
17 内野 晃成長崎海星4 



チームの得点に貢献する常泉


 相手のタックルにも果敢に立ち向かう古川主将


  オープン戦2戦目は国学院に勝利するも課題が多く残る試合内容となった。前半26―12と試合をリードするが、後半14―14と点数が伸びず最終的に40―26という点差で幕を閉じた。

 晴天の中行われたオープン戦2戦目。前半8分に黒川(済4=石見智翠館)が先制トライを決めると、16分にもゴールライン付近からモールで押し込みトライを奪う。好調な滑り出しをみせるとその後も常泉(済4=国学院栃木)が追加点を決め21―0と点差を広げた。しかし、ペナルティやミスが増え試合展開は相手のペースに。常泉のトライの直後、タックルが決まらず相手にゴールラインまで走り込まれてしまった。ゴールライン付近で国学院のトライを防ごうと踏ん張るが27分、ついに得点を許してしまう。

 後半も前半の試合の流れのまま立て直せず、得点はリードしているもスクラムを何度も組み直す場面が見られたりなど、東洋大らしいプレーをみせることができない時間が続いた。常泉(済4=國學院栃木)は「相手とのタイミングも良く合わなくて自分たちがやりたいようにできなかった」とスクラムでの反省点を挙げる。後半の得点だけをみると14―14と同点に並び、最後まで国学院に苦戦した。「(タックルするときに)頭が下がってしまって、飛び込むような形になったので抜かれる場面が多かった」と古川主将(総4=目黒学院)は試合を振り返った。

  今回の試合は勝利したものの多くの課題がみられた。次戦は格上の大東大との戦いとなる。「このままだと上位チームにも勝てないし、次の大東戦にもいい試合ができない」と常泉が言うように、早急な課題点の修正が必要となる。次戦の大東大戦では一皮むけた東洋大が再び勝利を飾る。


■コメント

・古川主将(総4=目黒学院)

 自分自身もチームも内容が酷かったです。自分たちのミスで、やられてしまった。(国学院には)今まで勝ってきてるので、相手を甘く見てしまいやられてしまったと思う。(タックルするときに)頭が下がってしまって、飛び込むような形になったので抜かれる場面が多かった。しっかり顔を上げて踏み込まないといけない。ノーペナルティを意識してやっていて、序盤は上手くやれていた。試合が進むにつれて、ペナルティやミスが増えてしまって流れが悪くなってしまった。国学院が立ちながらパスを繋いでくるので、速い展開で回してきた。しっかりと1発目で倒して、1人目で流れを止めるようにしなければいけない。国学院より大東は格上。しっかりと出た反省を生かして、挑みたい。


・常泉(済4=國學院栃木)
    フォワードが体もあてられないでセットプレーもミスが多くて、自分たちのいつものリズムができなくて課題が多く残る試合だった。(ラックでの動きについて)相手の出すペースが早くて、そのスピードについていけなかった。タックルした後のプレーヤーの次のプレーヤーが寄りきれなくて、プレッシャーにいけない部分が多かった。(スクラム中に審判に呼び出されていたが)両チーム熱くなって、レフリーに冷静になるように注意された。(スクラムを何度も組み直していたが)東洋で組んでいるスクラムと違うスクラムだったので、最初、修正して押していくのに時間がかかった。相手とのタイミングも良く合わなくて自分たちがやりたいようにできなかった。(次戦へ意気込み)このままだと上位チームにも勝てないし、次の大東戦にもいい試合ができないと思うので、練習からもっと激しく東洋らしいプレーができるように変えていきたい。


TEXT=水野桜 PHOTO=青池藤吾