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平成29年東都大学野球リーグ1部春季リーグ戦・専大2回戦
5月2日(火)神宮球場
○東洋大6ー0専大
塁に出て後ろに繋げた竹原
仲間に迎えられる竹原
リードオフマンが底力を見せつけた。初回、先頭打者の竹原(法3=二松学舎大附)が2ストライクに追い込まれながらも中安打で塁に出ると佐藤(法2=聖光学院)の適時打で2点を先取。続く三回、再び先頭で打席に立った竹原は右安打で得点につなげる。さらに八回、1死1・2塁の場面で適時打を放ちダメ押しの2点を追加した。「早くから打とうと思っていた」と序盤から攻める姿勢を貫き、先頭打者としての役割をしっかりと果たした。
「自分の力の無さを感じていた」。春季リーグが開幕してこれまでの5試合、先頭打者でありながら先頭で塁に出ることができず、次の打者に繋げられない試合が続いていた。1番で左打ち。「意識します」と語る通り、同じく1番で左打ちの阿部健太郎(H28年度営卒)の存在は竹原だけでなく、チームにとっても大きなものだった。阿部が昨年の日大2回戦後に「1番を打つと思うし、(日大2回戦で)ヒットも出てよかった」と太鼓判を押したのが竹原だ。1年生時に初のスタメン入りしたことから指揮官からの期待の高さもうかがえる。今後の試合も竹原の打撃と俊足が勝利への鍵となることは間違いない。
■コメント
・竹原(法3=二松学舎大附)
6試合の中で初めて先頭で塁に出れたのが嬉しい。早くから打とうという意識があって打てたので自分的に満足している。(得点に絡みましたが)自分より後ろのバッターの調子が良かったのでつなごうという気持ちで打った。打ってやろうという気持ちではなく後ろに繋ごうという気持ちで打ちました。(阿部健は)意識します。去年、阿部さんの存在が大きかったので近づけるようにしたいと思っている。(空き週は)普段と同じ練習をした。流れを無理に変えずにいつも通りに練習した。リーグ戦が今日を除いて5試合あり、自分の力の無さを感じていたので今日しっかりできてよかった。これからも努力したい。(次の試合に向けて)國学院は勝ち点を落としていないので、勝って優勝争いに割り込みたいと思う。
TEXT/PHOTO=望月優希