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第22回法政大学競技会
5月6日(土) 法政大学多摩校地陸上競技場
男子10000m
1組
6着 吉川 30'07"52
12着 土壁 30'32"03
20着 山口 31'22"82
22着 小早川 31'38"89
23着 福井 31'47"47
吉川は積極的に攻める走りを見せた
法政大学競技会に春先レースを回避していた選手や連戦となる選手5名が出場した。序盤は先頭に付いていくも徐々に後退していく選手がいる中、先日のチャレンジ・ミートゥinくまがやに続き、吉川(ラ1=那須拓陽)が好走。30分切りはかなわなかったが、収穫のあるレースとなった。
1万mに出場した5名の選手は、スタートすると集団の前方に位置取りレースを進めていった。2000mを過ぎてから縦長の集団になり、吉川、小早川(済4=武蔵越生)、土壁(総2=つるぎ)が先頭に離されることなく付いていく。しかし、4000m過ぎには先頭が5名に絞られ、食らい付いていけたのは吉川だけだった。先頭争いに加わっていきたいところだったが、徐々に差をつけられ後半はビルドダウンしてしまう。それでもラスト1周の鐘が鳴ると、並走していた他大の選手を突き放し6着でゴール。惜しくも30分切りには届かなかったが、高校生の時よりも5000mの通過が速くなり着実に力を付けている。谷川コーチも「ラスト5000mを走り切るスタミナをつけてくれれば秋には29分10、20秒台は狙えるかな」と話し、吉川の秘めたる力に期待を寄せた。
後半の走りに「力不足」を感じた今レース。それでも吉川や土壁といった下級生が力を付けてきていることも感じ取れた。今回浮かび上がった課題を修正するためにもう一度足づくりをし、合宿への準備も進めていく。
■コメント
・谷川コーチ
(出場の意図は)メンバー的に春先出遅れた選手、ハーフをやってきた選手、1万mが2本目だった選手とバラバラだったが1年生の吉川はまだ関カレのチャンスがあったのでどれくらい走れるかを見ること。吉川は5000mを14分42秒で通過して(結果は)30分07秒で、後半はビルドダウンしてしまったが積極的に集団に付いて、高校の時の1万mに比べると5000mの通過も速くなった。最後我慢しきれず、力不足を感じたと話していて今後に向けてすごくプラスになったのかなと。これを受けて1万mを走り切る力をつけてほしいと思う。土壁は1万mが2本目で30分30秒で彼の力としては最低限の走りをしてくれた。(課題や収穫は)吉川の場合はラスト5000mを走り切るスタミナをつけてくれれば秋には29分10、20秒台は狙えるかなと思う。土壁に関しては安定して走れている。力がついてきているかなと思う。(今後は)今回走った選手はもう一回足づくりをして関カレ後の記録会や合宿の準備も少しずつやっていく。
TEXT/PHOTO=福山知晃