記事
第28回ゴールデンゲームズinのべおか
5月6日(土) 西階総合運動公園陸上競技場
男子5000m決勝
H組
DNS 荒武
G組
10着 渡邉 14'26"54
13着 今西 14'29"85
18着 中村駆 14'41"64
F組
DNS 竹下
E組
DNS 西山
DNS 堀
D組
DNS 大森
DNS 相澤
B組
17着 山本 14'11"11
前半は自己ベストペースで進めた山本
今年の飛躍に期待が掛かる2年生トリオ(左から渡邉、今西、中村駆)
第28回ゴールデンゲームズinのべおかに4名の選手が出場。故障明けのレースとなった山本(済3=遊学館)を始め、それぞれ関東インカレ(以下、関カレ)へ向けた調整の場となった。
男子5000mのB組に出場した山本は4月の六大学対校以来、約1ヵ月振りの試合となった。3000mまでは自己ベストの13分56秒を上回る13分40秒のペースでレースを展開。だが、終盤は故障明けの影響もありペースを落としてしまい、山本自身「調整不足」と振り返った。目標とする13分50秒切りに挑戦するためにも今後さらに状態を上げていく。また、今月末に迫る関カレへ向けて「入賞とは言わず表彰台を目指して頑張りたい」と闘志を燃やしており、昨年のハーフマラソンで6位入賞を果たした以上の結果を狙っていく構えだ。
一方、G組は日中のじりじりと強い日射しが照り付ける中で行われた。集団前方に位置を取った渡邉(済2=吉原工)。後半、先頭に立ち集団を率いる場面も見られたが、残り1000mで粘りきれず徐々に後退してしまう。これに対し酒井監督も「やはりみんなラスト1000mが課題」とし、改善に努めていく。しかし、今回強い日射しと暑さの中でも渡邉、今西(済2=小林)の二人は14分半を切り、特に今西は今季2試合続けて14分前半をマーク。着実に地力が上がってきていることがうかがえるレースとなった。
今大会に出場した山本はもちろん、2年生トリオは今年の駅伝シーズンを左右するキーパーソンとなることは間違いない。「(服部)弾馬(H28年度済卒=トーエネック)の穴を埋めるのはこの4人」と酒井監督もエースの芽を持つ彼らに期待を掛けている。まずは今月末の関カレで結果を残し、その先に待つ駅伝シーズンへの足がかりにしていきたいところだ。
■コメント
・酒井監督
(山本は)故障明けだったのでそれでも3000mの通過はレースではベスト。ラスト1000mは3分かかってしまったが、故障明けの影響が出たところ。自己ベストを狙うというよりインカレに向けたレース。ここで追い込んで上げていこうと。(2年生は)日射しが強い中でのレースで、やはりみんなラスト1000mが課題。先頭はラスト1000mが15秒ほど速いのでその差。あと1000mで上がらなかったところや暑さの中でも崩れないフィジカルなどが露呈した。(渡邉)奏太もいい状態で来た訳ではないので、ここから上げていきたい。今西も昨年は故障が多かったが、今季は2本目の5000mで14分半を確実に切ってきているのでベースは上がってきた。(今大会は)レースでしか味わえない緊張感もあるしゴールデンゲームズはやはり実業団が多いので、ここでしっかりやることでインカレに合わせていきたい。インカレの選考も視野に入れたレースだった。(今回出場した4人に期待することは)彼らがうちの駅伝を考えれば今年のカギ。(服部)弾馬(H28年度済卒=トーエネック)の穴を埋めるのはこの4人なのでしっかりやってほしい。
・山本(済3=遊学館)
13分50秒切りを目標にして挑むために調整してきたが、六大学のあと故障して走れなかった練習不足が出てしまった。関カレをいい流れで向かえられるように頑張ろうと思っていたが、3000m以降の走りで足が止まってしまって全然うまく力を出し切れなかった。練習がしっかり積めていたら13分50秒切りはできたと思うので、こういう状態にしてしまった自分の調整不足。しっかり反省しないといけない。次は最低でも13分50秒を切って学生の中でも上のレベルで戦えるように頑張っていきたい。自分がエースと呼ばれる存在にならなければいけないと思うので、そのためには行動やタイムなどで周りから認めてもらって引っ張っていけるようにしたい。それなりの行動、結果を出していきたい。関カレでは入賞とは言わず表彰台を目指して頑張りたい。
TEXT/PHOTO=吉川実里