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2017.06.13
準硬式野球

[準硬式野球]割石が好投!初戦に勝利し全日本へ一歩前進

平成29年度 全日本選手権大会出場予選会・高崎経大戦

6月11日(日) 上柚木公園野球場

○東洋大3ー0高崎経大


(イニングスコア)


高崎経大

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

東洋大

1

0

1

0

0

1

0

0

X

3


(東洋大)
割石(社3=越谷南)-多田(ラ3=高松西)


割石の好投が試合の流れをつくった


積極的なバッティングを見せた多田


勝負強さが光る若原


 8月に香川県で行われる全日本選手権大会への切符がかかる予選会初戦。エースの割石(社3=越谷南)が2安打完封で相手打線を封じ込めると、多田(ラ3=高松西)がチャンスをものにし、初戦を勝利で飾った。

 全日本選手権大会への出場をかけた予選会初戦。投げる前は緊張したと語る割石だが、「リラックスしすぎず、緊張しすぎず投げれた」と安定したピッチングで2安打完封。4回、この試合唯一の3塁を踏まれる場面も見られたが、点を与えることなく守り切る。9回中7回を打者3人で打ち取り、チームに流れをつくった。

 相手の失策も絡み、初回に早々と先制点を奪った東洋大。3回、若原(社2=九州学院)が2ストライクに追い込まれながらも左前にはじき返すと打順が多田に。すかさず若原の盗塁で一死2塁とすると、「研究していて準備ができていた」と中前への適時打でさらに1点を追加。その後、6回にも相手の失策からチャンスを広げ、3点目となる追加点を挙げた。

 予選会初戦に勝ったことで清瀬杯以上が確定した。残るはあと1試合。割石が「自分1人のチームではなく、しっかりと他の信頼できる投手と野手がいる」と語るように、勝利には全員の力が必要不可欠だ。チーム全員の力で勝利とともに全日本への切符を手にしたい。


■コメント

・小田辺監督
結果的には3対0という形でしたが、打てないところが課題に残りました。投げる方は割石が2安打完封してくれたので、危なげなく見ていられました。(バッテリーについては)割石はリーグ戦の最優秀投手になっていましたし、リーグ戦の時からいいピッチングをしてくれたので期待していました。多田もいい場面で打ってくれてリードの方でもいい配球をしてくれていました。(17日に向けて)相手はこれからの試合で決まりますが、どちらになっても勝たないといけないチームだと思っているので、私は選手たちがやってくれると信じています。


・若松主将(法3=座間)

打てなかったが、その中で、多田だとか、チャンスで打つべき人間が打って、点を取ることができてよかった。割石が2安打完封とさすがのピッチングをしてくれた。リーグ最終戦から試合間隔空いたので、実戦的な練習を増やした。相手校の試合のビデオを見て、投手の癖などつかむことができました。(次戦に向けて)ミスを最小限に抑えて、僕たちの良いところを出せれば絶対に勝てると思うので、勝って、全日本に出場できるよう頑張ります。


・多田(ラ3=高松西)
4打数2安打打点1で、最低限の仕事はできたかなという感じです。今、自分の中で非常にバッティングがいい調子なので早いカウントから打っていって、その結果が出てよかったです。(相手ピッチャーは)元々相手ピッチャーの研究はしていて、その通りのピッチャーだったのでそこに関しては準備ができていたかなと思います。(空き週は)平日の練習で、あまり人が集まれなくてどちらかというと個人でという練習だったので全体練習ではランナーを含めた守備で、できるだけエラーを少なくするという、ランナーを含めたノックを多くやりました。(17日に向けて)全日本にかける思いは僕が一番強いと思うので次も僕が打って勝ちます。

・山越(社3=横浜隼人)
割石がすごくいい感じで抑えてくれていてバッター陣も打つべき人が打って終始締まった試合ができてよかったと思います。(バッテリーは)エースと正捕手なので安心して見ていられますし、今日は特に配球がよくて文句無しでよかったと思います。(相手チームの印象は)ピッチャーがよくて、こちらのチームも打ち損じがありましたが相手がエラーしてくれるところもあって、それでチャンスが広がることもあったので助かったかなと思います。(17日に向けて)勝ったら全日本が決まるので今日の結果を過信せずにもう一度集中してしっかり頑張りたいと思います。

・割石(社3=越谷南)
今日戦ったチームはいつも戦っているチームよりすごく振るというわけではないのでしっかり準備して、イメージして投げたのがこの結果につながったんだと思います。負けたら終わりなので、投げる前は緊張がほとんどですが試合になったらちょうどよく混ざってくれました。リラックスしすぎず、緊張しすぎず投げれました。(バッティングは)準硬式に入ってリーグ戦では初めてだったので楽しかったと言えば楽しかったです。リーグ戦後はバッティングを中心に練習しました。(チームメイトからの声かけは)声を出してくれたり、逆にいじったりしてくれるので自分的にはありがたいですね。(完投で完封だが)予定では自分の後に何人かでつなぐ予定だったので正直完投とか完封とか全く考えていなくてそのペースで思いっきり投げていました。達成感はありますがまだ最初なので甘んじることなく引き締めてやっていきたいと思います。(17日に向けて)自分1人のチームではなく、しっかりと他の信頼できる投手と野手がいるので、自分も何かしら貢献できたらいいなと思います。試合に出たり声出したり貢献できたらいいなと思っています。


TEXT=望月優希  PHOTO=永田育美、望月優希