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第51回全日本女子学生剣道選手権大会
7月22日(土) エディオンアリーナ大阪
山中 2回戦敗退
最後まで1本を取りに攻める山中
第51回全日本女子学生剣道選手権大会が開催された。東洋大からは山中(ラ1=新潟商)が出場し、2回戦で中四国大会の準優勝者と対戦。強敵相手に奮闘するが敗北を喫し、2回戦敗退となった。
1本勝ちで初戦を制した山中。続く2回戦で彼女を待ち受けるのは中四国大会の準優勝者・小迫(環太短大)だ。小迫はシードであったこともあり事前にプレースタイルをつかむことができず、山中は様子を見ながら試合に挑んだ。そんな山中の心境を打ち砕くかのように、試合が開始してわずか数秒後。勢いよく攻めてきた小迫に面を取られてしまう。試合を相手のペースに持ち込まれるも「まだ時間はある」と冷静に対応する山中。「必ず1本取り返そう」と心を奮い立たせ、時間の限り攻め続けた。しかし、ついに1本を取れないまま、試合終了のブザーが山中の2回戦敗退を告げた。
今大会では2回戦敗退となったが、初戦を1本勝ちで制し、1年生ながら初めての全国の舞台で1勝を挙げたことは今後につながる大きな一歩となるはずだ。来年度、再びこの舞台に戻り「絶対今年よりはいい結果を残したい」と山中は誓う。彼女の戦いはまだ始まったばかりだ。
■コメント
・山中(ラ1=新潟商)
(今大会は)挑戦者という気持ちで挑んだ。中学、高校でも全国大会に出ていたが1回戦負けだったので、上を見すぎず1試合1試合戦っていこうと思っていた。通用するところしないところの差があったので、その差を埋めてまた来年戦いたい。(2回戦目の相手は中四国大会の準優勝者だったが)今まで相手の剣道を見たことがなかったのでどんな感じかなと思いながら試合に入った。開始すぐに1本取られてしまったが、まだ時間はあると思って必ず1本取り返そうと思って戦った。(5月の関東大会から強化してきたところは)攻めているときに手元が上がってしまうところや、封じているときに腕が伸び切ってしまわないように課題にして取り組んできた。(今後は)メンバーに入れるかは分からないが団体戦は東洋大のために貢献したい。(来年この舞台に戻ってきたら)絶対今年よりはいい結果を残したい。
TEXT/PHOTO=吉川実里