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2017.08.22
準硬式野球

[準硬式野球]全日本開幕! 割石「初戦で終わるつもりはない」

第69回全日本大学準硬式野球選手権大会開会式
8月21日(月) 香川県営球場

初めての全国大会で初戦突破を誓った

 待ちに待った全国大会がついに始まる。開会式はあいにくの雨模様になってしまったものの、選手たちは緊張しながらも笑顔が見られた。

 ここまでオープン戦では立教大等、東都リーグ所属以外のチームと対戦。全日本では初対戦のチーム、そして投手と多く当たる。初めて見る投手を「どうやって攻略するかが大事」と若松主将(法3=座間)。初対戦の投手攻略のために普段当たらないチームとの試合を積み重ねてきた。

 また、全日本の切符を得てからテスト期間があったこともあり「調整が難しかった」と小田辺監督は語った。だが、選手各々が自主練習を目標を掲げてしっかりこなしてきたことで、その不安は自信へと変わった。

 25年ぶりの全日本の舞台。地元・香川に選手として凱旋した多田龍(ラ3=高松西)も「頑張ろうという感覚が強くなってきている」と語るように、選手たちは準備万端だ。「初戦で終わるつもりはない」と割石(社3=越谷南)。東洋大準硬式野球部の大きな挑戦が始まる。

※中京大との1回戦は8月22日(火)9時より、さぬき市志度総合運動公園野球場にて行われます。

■コメント

・小田辺監督

 調整がとても難しかったが、選手たちがちゃんと自主練習をしてきてくれてるので信じるだけ。課題が出るのは当たり前なので、克服するように各自がテーマを掲げてやっているのでやってくれると思う。ただ、初めて当たる投手だらけなので、どうやって対応していくかが鍵になると思う。入場行進を見ると緊張が見られるが、選手たちは皆前向きなのでいい雰囲気でやれると思います。みなさんの期待に応えられるように頑張って、たくさんの試合を経験してもらいたいと思う。

・若松主将(法3=座間)

 リーグ戦終えてから、一旦横並びになってチームの底力を上げていこうと全員でやってきた。一年生が力を発揮してきて、課題だった打撃も上がってきたと思う。チーム全員でいい雰囲気作って、勝っていきたい。全日本は見たことがない投手が投げてくるので、その初対面の投手をどうやって攻略するかが大事。チームの雰囲気はいいと思う。中京大は東海地方だと強いチーム。全国レベルのチーム相手では、自分たちが余裕を持っては挑めないと思う。しっかりやれることをやっていきたい。このチームの持ち味は投手なので、しっかり抑えてもらってチャンスで野手が点を取って初戦を突破したい。

・割石(社3=越谷南)

 自分は内容と結果をオープン戦で求めてきた。期間内にどれだけ成長できるのかとか、強いチーム相手にどれだけ通用するかとかポイントはたくさんあった。そのポイントを意識してきた。全日本に来るチームはどこも強いと思ってるので、気を付けて試合に臨みたい。自分たちは1回戦で終わるつもりはないので、出来るだけ勝ち進んでいきたい。

・多田龍(ラ3=高松西)

 テスト期間で練習が出来ない時期があったので、筋力が落ちないように筋力トレーニングをしたりと自主練習を頑張ってきた。投手陣はオープン戦を見ると、試合を作れるのであとは野手が打つだけだと思う。トーナメントは一発負けがあり、初対戦の投手と戦うのでいかに攻略できるのが鍵だと思う。(地元に帰ってきての全日本は)不思議な感覚で、頑張ろうという気持ちが強くなってくる。普段(家族は)観に来れないので、頑張っていきたい。まずは初戦全力で勝てるように頑張っていく。

TEXT/PHOTO=青池藤吾