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水泳部 インカレ直前連続特集② 岩本愛結
※9月1日~3日に、学生日本一を決める第93回日本学生選手権水泳競技大会(以下、インカレ)が大阪府・東和薬品ラクタブドームで行われます。それに際し、インカレ開幕前日まで注目選手のコラムをカウントダウンでお届け!
今年のインカレのキャッチコピーは「大阪夏の陣・負けられへん戦いが今ここに」世界水泳、ユニバーシアード代表選手も数多く出場し、熱戦が繰り広げられること間違いなし!
去年のインカレを、「去年は決勝に残るのが精一杯だったので厳しい戦いだった」と振り返る岩本。個人種目の50m、200m自由形では決勝には進んだものの、自己ベストを出すことはできず、自身が納得のいくタイムは出なかった。
しかし、去年のインカレで岩本は女子400mフリーリレーに予選、決勝ともに出場。第2泳者だった岩本は「先輩たちもいてくれたので必死に泳いだ」と2位と身体一つ分のリードを保ち、1位を守り抜いた。結果、女子400m個人メドレーで東洋大は大会新記録で優勝。岩本は女子総合優勝にしっかり貢献した。
岩本は「今まで積んで来たものに自信があった」と今年に入り、自分のレースを貫いている。1月の北島康介杯では女子50m、100m自由形ともに自己ベストを出して2冠を達成。そして4月の日本選手権では、そのタイムをさらに更新した。5月に入り調子が落ちてしまったと語る岩本だが、調子を取り戻すために現在はユニバーシアードやインカレに向けていい練習をコンスタントに積んでいる。
岩本は今年のインカレの目標を「自己ベストを更新してチームに貢献する泳ぎをしたい」と語る。今年に入って3度目の自己ベスト更新なるか、岩本の力強い泳ぎに注目だ。
――最近の泳ぎの調子はどうですか?
上がって来てはいると思いますが、そんなにいい状態ではないです。
――北島康介杯では女子自由形で50m、100mと2冠していますが振り返ってみていかがですか?
練習など、今まで積んできたものに自信があったので北島康介杯は自信を持って臨めました。4月くらいまで自信を持って泳げることが続いていたのですが、5月で一回落ちてしまったので今はまた練習を積んでいるところです。
――北島康介杯、日本選手権と自己ベストを更新してきていますが調子を上げるために心がけていることはありますか?
私は気持ちが付いてくればタイムがでるタイプなので気持ち次第だなと思っています。
――4月の日本選手権と5月のジャパンオープンを改めて振り返るとどんな大会でしたか?
4月は結構気持ちも入っていて、絶対ベスト出すと思っていたんですが、5月はあまり練習も詰めていなかったのもあって自信もなかったので、夏はそのようなことのないようにしたいと思っています。
――ユニバーシアード代表おめでとうございます!
まさか選ばれるとは思っていませんでした。初めての代表なので楽しみたいです。
――ユニバーシアード、インカレと試合が続いて忙しいと思いますが気を付けていることはありますか?
そこはあまり心配はしていないです。毎日悪い練習になると、体調も気持ちも沈んでいってしまうので悪い練習をしないことを心がけています。普段から常にいい練習をコンスタントにすることを意識しています。
――東洋大のユニバーシアードの壮行会は
水泳部が前にいっぱいいたので笑っちゃいました。
――3年生になり後輩も増えたと思います。チームの雰囲気は去年と比べて変わったと感じますか
今年はほんわかした、楽しい雰囲気でできているかなと思います。
――岩本さんから見た1年生はどうですか
可愛いなと思います。あんな頃もあったなと思いますね。私は怪我していて泳いでなかったので状況も違うんですが、それぞれ苦しいこともあるんだろうなと思っています。可愛がってるつもりです。
――インカレも近づいてきていますが今の気持ちを教えてください
インカレへの緊張はないです。去年のインカレでは決勝に残るのが精一杯だったので厳しい戦いでした。今年はもう少し余裕を持ってできるかなと思います。
――最後にインカレへの目標をお願いします
自己ベストを更新してチームに貢献する泳ぎをしたいです。
■岩本愛結(いわもと・あゆ)
学部・学科/経済学部・経済学科
生年月日/H8・11・27
血液型/B型
身長/162㌢
出身地/京都
出身高校/京都外大西
エントリー種目/50m自由形、100m自由形
TEXT=望月優希