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猛暑の夏を経たチームは一回り成長し連覇に燃える。黄金時代の再来をかけ、奮闘する選手陣の声を7日間に渡ってお届けする。
第3日目は西川元気捕手(営4=浦和学院)。これまでレギュラーとして出場を続けてきたが「目標を達成できなかった」と今季は数字を掲げずラストシーズンに挑む。「捕手はかっこよくなければならない」という指揮官の教えを受ける西川の思いを聞いた。(取材日=8月19日、聞き手=美馬蒔葉)
――ここまで戦ってきて調子はいかがですか
チームも個人もあまりよろしくないですね。一回リセットして臨んではいます。春は優勝したけど全日本で負けているので勢いというものはないですね。個人的には昨年からレギュラーで出場してきて、目標として数字を掲げても達成できてこなかったので今季は数字は気にしないでいきたいと思っています。打率2割でも勝利打点5回出せばチームに貢献していますし、数字では表しきれないものもあると思っています。
――監督が捕手だったことで教わることが多いですか
一番指導はしていただいてるのかなと思います。監督からは幾度となく「キャッチャーはかっこつけなきゃダメ」と言われています。声かけやしぐさなどを意識しなければチームがしまらない。自分がおどおどしてはピッチャーも野手陣もみんな不安になってしまうし、相手も隙があると感じる。かっこよかったら安心しますよね。自分は返球にかっこよさを求めています。慌ててしまうことが多いので、一つ一つ呼吸して、ジェスチャーしながら伝えるようにやっていますね。
――実際に球を受けておすすめの投手はいますか
飯田(営4=常総学院)と片山(法4=大社)は安定ですね。来年も見据えて上茶谷(営3=京都学園)、甲斐野(営3=東洋大姫路)と梅津(営3=仙台育英)はそろそろきてほしいですね。実際に3人ともいい結果を残しているし、楽しみでもあります。ピッチャー陣はレベル高いから安心しています。
――各チームの予想をどうぞ
立正は大胆な野球してこないかなとは思います。総合力が高いチームという印象。国学大が少し怖いかな。中大は連勝で勝ち点取りたいです。
――今季の目標をお願いします。
チームは日本一。個人的には、数字を掲げたくないのでとにかく一戦一戦頑張ります。足元見てこつこつやろうと思います。