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平成29年度関東学生ライフル射撃選手権秋季大会
9月14日(木)~9月17日(日)
埼玉県長瀞総合射撃場
◆10mエアライフル立射60発
山本拓 622点
井上 607点
砥綿 601点
須永 597点
浅見 595点
山本達 590点
小田切 589点
亀井 588点
前田 576点
西谷 570点
西村 513点
◆10mエアライフル立射40発
諏訪 409点
岩松 405点
大城 401点
吉本 400点
日比 399点
片岡 397点
江頭 395点
丸山 385点
◆50mライフル三姿勢120発
山本拓 1129点
砥綿 1117点
亀井 1114点
小田切 1099点
浅見 1079点
西村 1075点
◆50mライフル三姿勢60発
諏訪 536点
丸山 523点
吉本 501点
◆50mライフル伏射60発
山本拓 620点
浅見 608点
亀井 606点
砥綿 605点
小田切 604点
吉本 599点
西村 595点
諏訪 591点
前田 580点
山本達 580点
須永 575点
丸山 562点
◆10mエアピストル立射60発
高橋 548点
山本拓 528点
西村 487点
◆10mエアピストル立射40発
新堂 359点
山本拓は秋季大会でも実力を発揮し、優勝を飾った
堂々の初入賞で、賞状を手に笑顔を見せる諏訪
夏合宿を終え、迎えた秋季大会。東洋大からは全日程で計3人がファイナルに進出した。日本学生選手権(以下、インカレ)に向けて収穫のある大会となった。
大会を通して「レギュラー全員点数が低かった」と渋い表情を浮かべた小田切主将(法4=甲府城西)。インカレ前の大会とありそのプレッシャーは春季大会とは比にならない。それでも山本拓(法3=足羽)は3種目入賞し、50mライフル伏射60発では優勝と好調。「絶対的な自信を持てるようになってきた」と手ごたえを感じている。
彗星の如く現れた―――「正直ファイナルに出るとは思っていなかった」と予想外の活躍を見せたのはルーキー諏訪(法1=国際学院)だ。大学に入って初めてのファイナル。嬉しさはあるものの「緊張の方が大きかった」と振り返った。中盤までは波に乗っていたが、後半に点数が伸び悩み結果は振るわず。ただ1年生のこの時期にファイルの経験ができたということは大きなアドバンテージだ。「ファイナルに残るとは思っていなかった」と、今までは本戦のための練習しか行っていなかった。今後は時間配分などファイナルに向けた練習や、緊張感に耐えるためにメンタル面の強化が課題となってくる。入賞した種目はエアライフルだが、最近始めたという「スモールボアの方でも入賞して少しでも部に貢献できるように4年間で成長したい」と前向きな姿勢を見せた。伸び代がまだまだあるフレッシュマン。今後どのように進化していくのか目が離せない。
主将は今大会に対して全体的に辛めの評価を下したが「本番はインカレだと思っている」と、結果に一喜一憂せずに先を見据えている。今回の反省点を実力に変え、東洋射撃部はインカレへと挑んでいく。
■コメント
・小田切主将(法4=甲府城西)
レギュラー全員点数が低かった。練習が必要だと思った。山本は三種目レギュラーを取っていたので、実力を出せたのではないかと思う。(自身の調子)良くなくて、悔しかった。ても本番はインカレだと思っているので、今回出た反省を練習で実力に変えたい。(諏訪について)正直ファイナルに出ると予想してなかった。しかし、大会でしっかり点数を取っていて、自分をはじめ他の部員もみんな驚いた。諏訪のポテンシャルの高さを感じた。インカレまで時間はないが、しっかり調整をして挑みたい。
・山本拓(法3=足羽)
50mにおいては風などがあまり吹いておらず比較的に撃ちやすい環境だった。またインカレ前の大会という事もあり、全体的にレベルは春に比べたら高く、プレッシャーがかかる大会だった。今回も3種目入賞だったが、2種目メダルを獲得できた。ファイナルでの声援やサポート等部員からの支えられた大会。
50mP60についても今回も本戦一位ファイナル一位と自信をつけることができた。春を通してやっと姿勢が固まってきたから、その姿勢を夏のオフ期間に地元にて練習した。自分でも成長したなと感じれたのは、この種目について絶対的な自信を持つことが出来るようなったこと。10mS60、50mP60、50m3×40でファイナルに残れ、P60では優勝、S60では3位とメダルを獲得できた。またこの二種目は自己新とインカレに向けて自信をつけられた。課題は50m3×40にていつもより調子を落としてしまったこと。明確な原因を把握できたので、克服できるようにする。インカレに向けてはライフル種目の他ピストルにも力を入れて、四種目優勝を目標に、また団体ではインカレ初の総合優勝を取るつもりでいるので、モチベーションを落とさずに今回以上の記録を出せるよに調整していく。
・諏訪(法1=国際学院)
途中までは良いペースだったが後半で点数を気にして、いつものペースや撃つリズムが崩れた。10点を狙おうと長く構えることによって結果失点につながってしまった。次は1発1発に集中して、全体の点数だけを考えるのではなく目の前の点に集中してやっていきたい。良かったところは大学で初めてファイナルに残れたこと。やはり緊張はしたが、ファイナルの空気感や注目されている中で自分の姿勢をどうやっていつものように維持するかなどの体験ができた。今までは本戦での40発の点取りしか練習してこなかった。これからはファイナルに残ったときのためのことを考えた練習もしていきたい。ファイナルが決まった時はもちろん嬉しかったが、(ファイナルの)練習をしていなかったりという不安から周りにのまれてしまった。自分はSBもやり始めたので、今回入賞したARだけでなくSBの方も入賞してこれからの4年間で少しでも部に貢献して、入賞や優勝できたらと思う。
TEXT=中村緋那子 PHOTO=射撃部提供、星川莉那