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9月15日発行のスポーツ東洋80号・3面に掲載している、井口遥菜選手(食4=神村学園)と大内梨央選手(食1=常葉学園橘)の「はるさん×りおちゃん本音トーク」。チームのことから自身のことまでたくさんお話を伺いました。スペースの関係上、紙面に載せきれなかったトークを前・後編に分けてWEBでお届け致します。前編はサッカーについて。
――4年生と1年生・DFとFWと対照的なお二人ですがお互いの印象はいかがですか
井口「(第一印象は)顔でかっ!みたいな(笑)」
大内「それやばい(笑)」
井口「でも、初めて一緒にプレーしたときすごく得点力が高くてストライカーだなと思いました。」
大内「はるさんは、最初入ったときすごく厳しいんだろうなって思いました。でも話してみたらタメなんじゃないかってくらい話も弾むし、変なこともできる。サッカーになったらたくさん怒られますし、アドバイスとかも結構ビシビシ言ってくれるので、尊敬できる人です」
――東洋大のプレースタイルは
井口「自分たちは飛び抜けてうまい選手がいないので全員で戦って全員で守ってっていう、いい意味で全員が主役のチームです」
――試合を見る上で注目してほしい選手(キーマン)は
大内「せーので言う?」
井口・大内「せーの!」
大内「真理子!」
井口「彩乃!」
大内「久保真理子選手(食1=浦和LY)は、1年生でセンターバックのはるさんと組んでいる選手で。FWが点を取れなくてもしっかり守り切ってくれるような安心感が強い。後ろからのコーチングも1年生なのに4年生並の暴言とかも吐くんですけど(笑)、そのくらい強い気持ちもあったりして」
井口「(久保選手は)気持ちを前面に出せる子なので、一緒に組んでいて信頼しています。自分一人で10人を全部動かすっていうのは絶対に無理ですけど、それが二人になればもっと動かせる。一緒にゴールを守っているという安心感がすごくあります」
井口「自分が注目してほしいキーマンは、ボランチの松井彩乃選手(食3=聖和学園)。攻撃の起点になっていて、攻撃の始まりは松井選手から始まります。得点を取った人が目立ちますが、得点の演出をしているのは絶対に松井選手。攻撃にも守備にもすごく貢献している選手だし、チームのポジション的にもそうなんですけど、チームの心臓的な役割だなと。3年生ながらチームを一緒に引っ張てくれていると感じます」
大内「彩乃さんは攻撃の起点で、絶対プレーをしていて目が合う。それってやっぱり自分の動きとかをちゃんと見ててくれてるし、すごくパスも正確だし、なおかつミドルシュートを打てるっていう武器もあるので、そこはFWとして彩乃さんがボールを持ったときはできるような気がするっていう、点を決められるんじゃないかっていうワクワク感が…」
井口「得点の匂いがするっていうことだと思います」
大内「そういうことです(笑)」
井口「ワクワク感って(笑)」
――自分自身のストロングポイントは
大内「クロスへの反応。セットプレーです」
井口「1期生の力がすごく大きいけれど、セットプレーでの得点が勝敗を分けている部分が昨年度すごく大きかった。セットプレーで決められるチームはすごく強いと思うのでそこはこだわってやっています」
――井口選手から見てストライカーとしての大内選手はいかがですか
井口「1年生というのを感じないくらい堂々とやってくれているなっていうのはあります。高校の時からいろいろな得点王を取っている選手で、あまり目立たないですけどここぞという場面では決めている選手なので。チームが苦しいときに、やっぱりチームの10番なのでチームを助けてくれるっていう期待は大きいです」
――キャプテンからの期待を受けていかがですか
大内「決めます!!」
――井口選手のストロングポイントは
井口「…」
大内「いっぱいあるよ」
井口「予測力とか。自分はあまり足が速くないので、どう予測するか、相手よりどれだけ速く動けるかっていうのは自分なりにはこだわってやっています。その中でコーチングもどう味方を動かして自分が思うような場面を作るのかっていうところはできるかなと思います」
――大内選手からみた井口選手のストロングポイントはいかがですか
大内「はるさんのヘディングはもう相手のFWは敵わないと思います」
前編はここまで、サッカーのことについて熱いお話を聞かせていただきました。後編は、個性豊かな部員が集まる女子サッカー部についてです。後編もご期待ください。
井口(左)と大内からチームの雰囲気の良さが伝わる
和気あいあいと笑顔が絶えない対談だった
取材日・8月26日
聞き手・金澤瑞季