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第30回記念関東学生ラクロスリーグ戦 女子・2部Bブロック
10月1日(日)創価大学第一グラウンド
東洋大5-4日女体大
青木はこの試合、4点を決めた
得点を決め、ガッツポーズを見せる土井
ゴールの嬉しさを分かち合う青木と窪田
入れ替え戦に向けて大事な試合となった関東学生リーグ戦4戦目。後半に日女体大からの追い上げが見られたが、見事逃げ切り5ー4で勝利を収めた。
立ち上がりは東洋大のペースで進んでいく。しかしゴール前でパスを回してシュートを狙うも相手のデフェンスに阻まれてしまう。そんな中空気を変えたのはMF青木(ラ3=東洋)だった。開始12分、遂に先制点を奪うとその流れに乗り、DF土井(ラ4= 星野)、MF青木が連続シュート。3点のリードを奪い、優位な状態のまま前半を終える。
迎えた後半戦。開始2分、MF青木が端から端まで駆け上がりゴールを決める。このまま東洋大の流れに向かうと思いきや、日女体大の追い上げが始まる。1分後にゴールを奪われ、負けじとMF青木が返すも、再びゴールを奪われてしまう。さらに日女体大の連続得点を許し、5-4と接戦に。油断が許されない展開となったが、G窪田(ラ3 =県立大宮光陵)が相手からの鋭いシュートを止めるなど粘りを見せ、5-4で試合終了。見事勝利し、選手たちは安堵の表情を浮かべた。
今回の勝利で入れ替え戦に一歩近づいた。次に迎えるのはリーグ戦ラストとなる千葉大戦。「千葉大戦に向けてというよりは、入れ替え戦に向けてレベルを上げていきたい」と園部(ラ4= 県立西宮)主将。余念がないチーム作りは、必ず勝利へとつながっていく。
■コメント
・園部主将(ラ4=県立西宮)
(今日の試合を振り返って)前回負けているっていうことで、お互い向こうのテームもこっちのチームもこの試合に勝つかどうかで入れ替え戦に行けるかの大事な試合だったので、気合いだったり、準備してきた大きさっていうものは一緒だったと思うが、前回の反省を生かして今日に挑めたっていうところが今回できた。試合の入り方や試合のプレーだけではなくて、その前の準備段階だったりとかには今までの試合で1番気をつけていた点である。(日女体の印象は)体育大っていうことで走力や体力、ガツガツしたあたりの強さなどは他の大学と比べて強いと感じたが、その分こっちがその流れに持っていかれずに、東洋流れで戦えたということが強かった。(次戦、最終戦に向けて)千葉大学さんは練習試合で1回させてもらい、弱点だったりとかは見つけやすくて、東洋的にも相性のいい相手だとは思うが、油断した部分がプレーに出ないように気を引き締めてもうあと2週間詰めて行きたい。また千葉大に向けてというよりは入れ替え戦に向けて高いレベルで戦えるようにより一層技術力は上げていきたいし、疲労が溜まっていて怪我人も多いがそういった所でもケアしながら練習して行きたいと思う。
・青木(ラ3=東洋)
(今日の試合を振り返って)負けてしまうと入れ替え戦にいけなくなる大事な試合だったのでいつも以上に気合いをいれていた。勝てて今まで以上に嬉しい。(4得点だが)4年生のエースの方がけがで出場できていないので、その先輩の分までシュートしようと思っていた。(日女体の印象は)体育大ということで、東洋以上に体力があった。後半勢い付けられたのは体力の差だと思う。(良かった点は)先制点を決めて東洋に流れを持っていけたところ。(課題は)他のATが1年生と2年生だったが、後輩を動かす声かけとかができていなかった。次の試合は周りを動かす声かけをしていきたい。(次戦、最終戦に向けて)絶対勝って1部への入れ替え戦にいく。
TEXT=松井美乃 PHOTO=鶴田華穂、小野由佳莉