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前回対戦で得点を挙げた坂元
駒澤大学スポーツ新聞部「コマスポ」とスポーツ東洋のサッカー班が、10月7日に東洋大学朝霞グラウンドで行われる関東大学サッカーリーグ戦の第15節、東洋大vs駒大へ向けて連動企画を開催!前回対戦では1-1と引き分けた勝負の東駒戦。コマスポ記者に駒澤大学サッカー部を紹介していただきました。
駒大の基本フォーメーションは4−4−2。FWの高橋潤哉と室町仁紀は並列の2トップというよりは室町がセカンドトップの位置に入って縦の関係を形成する。攻撃スタイルは GK輪島稜から蹴り出されるゴールキックや、最終ラインから配給される前線へのロングボールが攻撃の起点となる。FWが相手との空中戦を制して両サイドに展開。両ワイドや高い攻撃力を持つサイドバックの正確なクロスからフィニッシュへ向かうのが基本のスタイルだ。
駒大への対策点を挙げるとすれば、これまでのリーグ戦では、前後半の立ち上がりと終了間際の失点が大半を占めている。前期の東洋大戦でも先制点を挙げながら後半の立ち上がりに失点を喫してそのままドロー決着となった。前節の桐蔭大戦ではこの時間帯含めて90分を無失点に抑えるなどチームとして改善に勤めているが、対戦チームとしては突きたい隙であることは間違いない。
注目選手はFWの高橋潤哉だ。豊富な運動量と強靭なフィジカル、さらには足元の技術も兼ねそなえる万能型ストライカー。今季開幕からスタメンに定着すると、チームトップの5得点を挙げる活躍を見せて2年生ながらその地位を確固たるものにしている。前期リーグでの活躍が認められると、6月にはU-20全日本大学選抜のメンバーに選出。出場した「KBZ BANK CUP」では2得点を挙げてチームの優勝に貢献した。
注目選手に挙げた高橋は万能型獅子吼ストライカーだ
◼︎コメント
(駒大サッカー部に聞いた東洋大の印象は)
秋田 浩一監督
「ボールをきっちりつないできて、筑波大や順大に近いイメージ。FWの育英の子(坂元達裕)にテクニックやスピードがあって、それを両サイドから使ってくるという感じ。早く外から攻めてチャンスを作っていきたい」
・熱川 徳政
「ボールは相手に回される展開になると思うが、それでも粘って奪ったボールを早く前線につないで自分たちのサッカーをすれば全く問題ないと思うので、ただ勝つだけ」
・高橋 潤哉
「つないでくるイメージはあるが、自分たちの攻撃がうまく形になれば、失点の部分も減って、チャンスも増える。自分のやる事をはっきりさせてチームとして勝点3を取りに行きたい」
(東洋大サッカー部に聞いた駒大の印象は)
・古川毅監督
「駒大は縦に早いサッカーというかFWにどんどんボールを入れてくるスタイル。チャレンジする選手とカバーする選手という役割を続けていきたい」
・伊藤俊佑(国4=柏U-18)
「個人の強さが武器のチーム。東国大と同じように力のあるFWがいる。中盤の選手もフィジカルが強いので、ラインコントロールだったり駆け引き、対人じゃないところでうまく戦っていきたい」
・浦上仁騎(国3=大宮Y)
「前に前に強い迫力がある。ただそういうチームには負けたくない。駒大とは前期引き分けだったので、決着を付けるというか、ここでいい流れも来ているし、しっかり自分たちのサッカーをしながら結果にもこだわって3連勝したい」
[次節試合予定]
第91回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)
第15節 10月7日(土) 対駒大 東洋大学朝霞グラウンドにて 14:00キックオフ
TEXT=宮下響(駒澤大学スポーツ新聞編集部)PHOTO=藤井圭、宮下響