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2017.10.10
ラグビー

[ラグビー]朝鮮大に56ー7で快勝! 後半に6トライ奪取

平成29年度関東大学ラグビーリーグ戦2部・朝鮮大戦

10月8日(日) 立正大グラウンド

〇東洋大 56{13ー7、43ー0}7 朝鮮大


東洋大
スコア
朝鮮大
前半
後半
得点
前半
後半
T
G
P


D


1343
56合計


番号選手出身高学年

金柿 俊哉
深谷
舘澤 徹士盛岡工業
小山内 健
昌平
3 
葉室 簾静岡聖光
小林 瑠偉
日川

吉尾 凌平昌平
7須田 拓真明和県央
常泉 達国学院栃木
高橋 太一
延岡星雲
10村上 晴太
仙台育英

11田淵 恵太
昌平

古川 拓実目黒学院
13尾花 耕平
国学院栃木
14平原 賢
国学院栃木

15菊池 優介
国学院栃木

 Reserve Member  
16福富 瑞樹
同朋

17
水本 賢
盛岡工業

18古川 翔
長崎北

19渡辺 駿介春日丘
19
鴨澤 享祐静岡聖光

21
海老原 鏡太
茗渓
22
須崎 春臣国学院栃木
23
國分 英昴長崎北


持ち前の走力で後半だけで2トライを挙げた菊池

この試合でもスクラムでは優位に立った

試合がこう着する中で、ゴールキックで得点を奪う場面も


 朝鮮大との一戦は56-7で快勝。前半は勢いに乗れなかったものの、後半でフォワードとバックスがかみ合ってトライを量産した。

 前半はペナルティーが多く自陣でのプレー時間が長く続く。しかし、開始10分に相手チームのペナルティーから村上(ラ4=仙台育英)がゴールキックを決め3点を先制。さらに20分、フォワードを中心としたプレーで敵陣に攻め込むと空いたエリアをバックスが攻めようやくトライを奪う。続けて今度はフォワードがモールで押し込み、立て続きにトライを決める。流れを掴みかけたが、ここでペナルティーが続いてしまい、自陣に後退。そこに朝鮮大が粘り強いラックを交えた攻め方で攻め入りトライを決め、13-7で前半を終える。

 ところが後半は一転。「後半に立て直せたのは良かった」と古川主将(総4=目黒学院)が語るようにフォワード、バックスともにうまく機能した。開始直後にゴールキックを決め、その後間を置かずにモールからのトライを奪う。また守備でも去年のリーグ戦では翻弄された朝鮮大の攻めにも的確にタックルを決め相手の思うようなプレーをさせない。「セットプレーでは、こっちに分があるのはわかった。そこを選手が意識して集中したのがこの結果」と語る常泉(ラ4=国学院栃木)が話すとおり、ラインアウトからのモールなどで次々にトライを重ねて、後半だけで6トライを奪取。完全に後半は主導権を握り、56-7で朝鮮大に勝利を収めた。

 今回の朝鮮大戦のように、前後半一貫した攻防で主導権を握れないのが、今年はオープン戦から常に課題として出てきていた。そのことについては「そこは自分たちの弱み。これからまた次戦(白鴎大戦)に向けて修正する」と語った古川主将。後半のような東洋大らしい内容を展開できるかが、今後控える上位チームとの大一番おいて鍵になる。目標である1部昇格のために、フィフティーンは鍛錬を続けていく。

■コメント

・高野監督
やってきて準備してきたところは及第点。1本トライを取られたところの力の押し合いが課題として残った。前半流れが悪い場面でどうやって修正していくかを、後半に出来たのは良かったと思う。今度はどういう風に80分通してプレーするか、そういう経験値が詰めれた。いいプレーは随所に出ていて、そのいいプレーがいい方向に繋がらなかったので試合が動かなかった。いいプレーをどうやってトライに繋げていくかが問題だったかなと。前半の我慢がなければ、後半の流れはなかったと思う。今日出た反省を修正して、白鴎大戦に繋げたい。

・古川主将(総4=目黒学院)
前半あまり流れ良くなかったが、後半に立て直したのはよかったと思います。(セルフジャッジが目立った)春シーズンからの課題であるがなかなか治らないので修正が必要だと思う。(次戦に向けて)試合後半の勢いのあるプレーを白鵬大戦では前半から取り組みたい。

・常泉(ラ4=国学院栃木)
全体的にみると後半は良かったが、前半の立ち上がりでの苦しい場面、我慢しきらないといけない所で自分たちの流れに持ってこなければいけない。試合の緊張もあったが、最初の10分は全員で体を張っていこうと決めていたが、慣れるのに時間が掛かってしまった。セットプレーはよかったが、バックスに回す場面で上手くいかなかったと思う。スクラムは優位に立っていたが、誰が入っても同じようにスクラムを出来るようにしていなければならない。前半で流れ掴めて、セットプレーに分があるのが分かったので、そこを強みにと。選手たちが意識して集中したのがこの結果になったと思う。(ラインアウトは)競ってくる部分が前半で分かっていた。自分のサインミスで1本取られてしまったので、そこをもう少し詰めていきたい。

TEXT=仲宗根優介 PHOTO=青池藤吾