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2017.10.23
レスリング

[レスリング]多くの選手が初戦敗退。グレコチームは辛酸をなめる

全日本大学グレコローマン選手権

10月21日(土)~22日(日) 平塚総合体育館


男子グレコローマンスタイル

59㌔級 菅原(社2=秋田商業)敗者復活1回戦敗退

66㌔級 磯部(社2=中津商業)敗者復活1回戦敗退

71㌔級 成富(社3=花咲徳栄)2回戦敗退

75㌔級 三上(法1=盛岡工) 敗者復活1回戦敗退                    

80㌔級 芝元(法2=宮崎農)2回戦敗退

85㌔級 吉田(済3=鳥取育英)2回戦敗退  

98㌔級 中村(ラ3=宮崎工)準々決勝敗退

130㌔級 若林(済1=市立太田)1回戦敗退     


 初戦をフォールで勝利した中村          


平成29年度全日本大学レスリンググレコローマンスタイル選手権大会が10月21、22日の2日間にわたって開催された。各大学で1階級に一人の代表者が出場するこの大会。東洋大から出場した8名中初戦を突破したのは二名と苦戦をしいられた。

 

 初日、男子グレコローマンスタイル98㌔級に出場した中村(ラ3=宮崎工)は愛媛県で開催された今年の国民体育大会で3位入賞していたため期待が高かった。初戦では開始僅か32秒で4点の投げ技を決める。そのままローリングで点数を重ねると更に2点を追加。最後はフォームを決め前半2分58秒で勝利を決めた。2戦目の相手は今夏の世界ジュニア選手権の代表でもある二宮(明大)。初めての対戦となったが「どうなるか楽しみだった」と試合前の心境を語った。しかし強敵相手になかなか納得のいくレスリングが出来ず、前半終了間際にテクニカルフォール負けを喫した。点数を決めることが出来ないまま終わってしまい、「技術の差が出てしまった」と振り返った。

 また男子グレコローマンスタイル80㌔級では芝本(法2=宮崎農)が初戦を相手に1点も取らせない危なげない戦いぶりで突破。しかし二回戦では4点技を決められると隙を突けないまま試合終了。芝本も2回戦敗退となった。

 その他の階級では1回戦や敗者復活初戦敗退で学校対抗の得点は無しと厳しい結果となった今大会。主将の山口は敗因を「練習不足」と語った。次の大会は、11月に行われる内閣総理大臣杯全日本大学選手権(以下、内閣杯)。この大会では、フリースタイルの代表選手が出場する。まずは全員揃って初戦を突破し東洋大として1点でも多くの得点を取らなくてはならない。内閣杯ではチームとして成長した姿をみせてくれることに期待したい。


■コメント

  ・山口
予想していたより悪かった。もう少しやってくれるかなと思った。優勝とか、表彰台とかではなく勝ってくれるだろうなと思ったのに、勝てなかった。そこが驚きだった。チーム全体でグレコローマンスタイルに特化して練習しているわけではないが、どこもそれは日体大除けば同じ。練習不足なんだと思う。中村は国体で3位になって、もう1回目指そうと頑張っていたが、ああいう形で負けたのは想定外だった。勝つべき者がいまいち上に行かなかった。1回戦を突破できる選手も多かったので。(次の大会に向けて)最低でも1人入賞者を出したい。1ヶ月もないが、時間はあるのでチームでまとまって賞状を貰って帰りたいと思う。

 

・中村(ラ3=宮崎工)

1回戦目は自分のやりたい事が出来て、良いかたちで進めたが、2回戦は自分のレスリングが全然出来なくて最後投げ飛ばされて終わって悔しい。(2回戦目の相手は)今回やるのが初めてで、どういう風になるか楽しみだった。やってみて、やはり上手くて技術の差が出てしまった。先月の国体では準々決勝でインカレの時に負けた相手に勝って、3位になれたので凄く満足のいく結果だった。次のグレコでの試合は天皇杯。(目標は)表彰台にのぼりたい。


TEXT=梅山織愛    PHOTO=渡部穂乃花