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平成29年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・専大1回戦
10月27日(金) 上柚木公園野球場
(イニングスコア)
1回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
専大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 3 | 3 | 12 |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(東洋大)
割石(社3=越谷南)、渡辺(社1=横浜隼人)、山本(社2=市川東)ー多田龍(ラ3=高松西)
悔しさの残る五回の6失点となった
リーグ首位の専大との1回戦は、12点差をつけられ大敗。初回にチャンスをつくり出すも生かしきれず、反撃の一手が出ないまま試合終了。リーグ制覇へ向け、黄色信号が灯る一戦となった。
互いにスコアボードに0を連ねる中、均衡が崩れたのは五回であった。「フィルダースチョイスから完全に流れが向こうにいってしまった」と学生コーチの山越(社3=横浜隼人)が振り返るよう、1死一塁から相手の犠牲バントを野手選択してしまったことが負の流れの始まりとなった。勢いづく専大に、1死一、二塁から長短打3本、そして4番に2点本塁打を浴びこの回だけで6失点。打者一巡の猛攻を受け、厳しい試合展開に。その後も専大の流れを止めることができず八回、九回で6得点を重ねられ計12失点と、優勝へ向け土俵際へ追いつめられる一戦となった。
「牽制でアウトになったり、細かいミスが重なり流れを呼ぶことができなかった」と山越。今試合、東洋大は8安打ながらも0得点。安打数は普段と比較的変わらないものの、小さなミスや専大の隙の無い守備により、得点圏に走者を進めることに苦戦した。次戦は3連戦の最後となる専大2回戦。「もう負けられない」と若松主将。目の前での胴上げを阻止するためにも、もう一度チーム全員の気持ちを一つにし、25年ぶりの優勝へ向け全力で戦っていく。
■コメント
・若松主将(法3=座間)
最近は先制をされることが多いので、ベンチからいい雰囲気をしっかりつくって先制できるようにという気持ちで試合に臨んだ。序盤、チャンスをつくることはできたが、そこから一本が出ず。そこから先制できずに五回を迎えて、フィルダースチョイスから始まり、相手の流れを止めることができずに大量失点をしてしまった。終盤に気の抜けたプレーがいくつかあった。守備のミスをなくすということと、あとはチャンスで一本をだすということ。今日に関してはそこだと思う。そこができていればもう少しいい試合にもなったと思う。(専大の印象は)良く打つなと思う。こっちもチャンスで一本が出ていないだけで、打てている人は多いので、歯車がかみ合えばいい試合ができる相手だと思っているし、勝てない相手ではないと思う。まずは終盤の自分たちの持ち味である逆転できるベンチの雰囲気を出せる状況をつくる。もう負けられないですし、優勝するためには明日勝つしかないので、また新しい気持ちで臨んでいきたいと思います。
・山越(社3=横浜隼人)
今日は序盤にチャンスをつくれたが生かすことができず、五回のフィルダースチョイスから完全に流れが向こうにいってしまった。専大はよく振れていて、打球のスピードも違った。東洋大はいつもは連打や相手のミスにつけこんで点を取っていたが、今日は8安打だが牽制でアウトになったり、細かいミスが重なり流れを呼ぶことができなかった。切り替えて、次戦は先制して流れをつかみたい。負けたら優勝は無いので、意地でも勝ちます。
TEXT/PHOTO=永田育美