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2017.10.28
アイススケート

[アイスホッケー]日体大に快勝 息の合ったプレーで魅せる

平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦


10月28日(土)東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ


東洋大6―1日体大


[ゴール・アシスト]

05:45 所(猪狩・佐藤)

12:04 佐藤(成田・笹川)

17:31 渡邉(出口・古川誠)

23:10 奇(柴田)

46:43 佐藤(柴田・所)

50:01 所(猪狩・柴田)




  

 奇は大学初ゴールを決めた



 フィジカルなプレーを見せる所 



 佐藤はこの日2得点の活躍



 ここ2試合僅差で勝つ試合が続いていたが、日体大戦では1ピリからフィジカルに動き東洋らしいホッケーで試合を展開。課題となっていた3ピリでも2点を追加し、6―1と点差をつけて日体大に勝利した。

 

 開始5分、FW所(社2=駒大苫小牧)がDF佐藤(社3=駒大苫小牧)のアシストを受けてゴールにパックを打ち込み、先制する。1ピリ中盤ではDF佐藤がロングシュートを放ち、パックは相手GKの肩上をすり抜けて2点目を追加。その後も互いに声を掛け合って連携をとりながら試合を進める。1ピリ残り3分の場面ではDF渡邉(社3=日光明峰)が真正面からロングゴールを華麗に決める。相手GKエンプティの攻めに対しても流れを渡さず点差を守り切る。

 

 このまま点差を広げたい2ピリ。PP(パワープレー)のチャンスでDF奇(社2=宣徳(韓国))がFW柴田(社3=武修館)のアシストを受けてゴールにパックを押し込み、追加点をもぎとる。DF奇はこれが大学初ゴールで、仲間とともに喜びをあらわにした。韓国から来て、日本語の勉強などで練習に参加できないなどの苦労があったDF奇。「ゴールを決めたときは頭が真っ白になったが、とにかくうれしい」と自身の得点シーンを笑顔で振り返った。その後試合は日体大に攻め込まれる場面もあったが、GK古川駿(社3=八戸工大一)を中心に得点を許さず4-0で2ピリを折り返す。

 

 鈴木監督が「ここ数試合課題だった」と言う3ピリでは、開始直後にパックを押し込まれ得点を許すも、その後すぐに立て直す。DF佐藤が2点目のゴールを決め、試合の流れは譲らない。残り10分、FW猪狩(社1=駒大苫小牧)とFW柴田のアシストを受けてFW所のスティックから放たれたパックはゴールに吸い込まれ、点差を広げる。「猪狩くんがうまくパスを出してくれて、それをいつも通りしっかり決められた」と、連携のとれたプレーを見せたFW所はこの日2得点の活躍で勝利に貢献した。

 

 3試合前の中大戦では「落ち着いてパックを回すことができず力を出し切れていなかった」と監督が課題としてあげていたPPでのプレー。日体大戦では6得点中4点がPPでの得点となり、好機をものにする力が高まった。次戦は東洋大と似てフィジカルなプレースタイルの慶大との対戦。「決定力を強化して向かいたい」と話す鈴木監督率いるチームはさらに強さを増して次戦に挑む。


■コメント


・鈴木監督
(初ゴールの奇浄賢について)韓国から来て、言語の問題や生活環境の違いなどの色々な問題があったと思う。その中で本当に勉強もトレーニングも一生懸命にやっていたので、彼に結果が出てくれて個人的にも私自身すごくうれしい。(試合を振り返って)スタートから走ってフィジカルなプレーをやっていたので本当に60分間東洋らしいホッケーができたんじゃないかと思う。3ピリはここ数試合課題としてあった。今回の試合では3ピリの最初で失点したが、その後ちゃんと立て直していいプレーができたのでそこも成長の一つだと思う。だけど、まだまだチャンスはあったので次の試合に向けては決定力を強化して向かいたい。(守備については)3ピリの最初で点をとられる時間帯は良くなかったが、全体的にキーパー中心によく守ってくれた。



・FW所(社2=駒大苫小牧)

 日体大の選手のあたりが結構強かったっていうかプレッシャーがきてたんで、僕の中で結構“我慢する”っていう試合だった。1点目は本当、パス出した瞬間にディフェンスを信じてリバウンドに入っていけば絶対パックが出てくるって信じてたんで、入ってそれが僕の目の前きたんで叩き込んだ。2点目は20番の猪狩くんが、僕らが練習している通りうまくパスを出してくれて、それをいつも通りしっかり決められたなっていう感じだった。僕らはもうずっと、最近は猪狩くんと清水くん(社1=白樺学園)と3人でセットを組んでいるんで、もうコミュニケーションもしっかりとれていて、パス回しとかも「こうして、こうして・・・」みたいな。そういうの全部しっかり、決め事ではないけど全員で息合っちゃってる感じなんで。(奇選手が初ゴールを決めていたが)もうシンプルに、初ゴールを同期が決めてくれたことがすごいうれしかった。(奇選手は)あまり試合経験がなかったが二次リーグから出てきて、こうやって決めてくれるのは同期として本当にうれしい。(二次リーグが始まり、変化などは)特にはない。日体戦は3ピリもしっかり大事にしていこうって。最近3ピリよくなかったので。雰囲気というかそういうのしっかりやっていこう、みたいな話はセットでもチームの中でもあったので、そういうの意識して。(だから)今日3ピリで1点とられたっていうのは悔しい部分ではあった。(次の慶大戦に向けて)慶応は僕らとプレースタイルが似ていて結構嫌な部分が多いので、そういうところは接戦しないように、相手のプレーに合わせないように、しっかり東洋らしいホッケーを最後まで60分間できればいいなと思う。


・DF奇(社2=宣徳(韓国))
(今日振り返って)自分自身足が軽くて、いつもより2、3倍よかった。みんなも足が動いていたし、先週3ピリで追いつかれたので今週は追いつかれないようにしようとみんなで頑張ることができた。(初ゴールだったが)PPで決めたが、DF川口(社2=白樺学園)のかわりで出たので運がよかったと思う。ゴールを決めたときは頭が真っ白になったが、とにかくうれしい。(今まで苦労したこと)日本に来て、日本語の勉強のために練習ができなかったこともあり、試合にも出ることができず、満足できていなかった。(これからについて)今季リーグはとにかく連勝したい。また連敗している明大に勝ちたい。これからも気合い入れてがんばります。


TEXT=川口朋珠 PHOTO=外狩春佳、越塚日南、伊藤なぎさ