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2017.11.13
サッカー

[男子サッカー]「やっと決められた」宮野が念願の大学初ゴール!

91回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第21



11
月11日(土) フクダ電子アリーナ

東洋大2-2順大


貴重な先制点を奪った宮野


大学初ゴールに喜びを爆発させた


 「やっと決められた」。両チームの集中応援の中、最初にゴールネットを揺らしたのはこれが大学初ゴールとなる宮野(法4=西武台)だ。


 試合前、「ゴールなりアシストなりで終われたら」と意気込んでいた宮野。その言葉通り序盤から積極的に攻撃に絡んでいく。18分には坂元(社3=前橋育英)のパスをディフェンスの裏で受けた宮野がシュートまで持ち込むもののオフサイド。その後もディフェンスラインの裏を狙うプレーが目立つ。すると23分、松崎(国2=大宮Y)のパスにトップスピードでディフェンスの背後に走り込んだ宮野が「狙い通りだった」とゴール右隅に流し込み先制する。宮野にとってはこれが大学初ゴール。格上である順大相手に先制したということも重なり、「めっちゃうれしかった」と喜びを爆発させた。

 開幕戦以降、けがで出場機会を得られなかった宮野のスタメン復帰は前節の桐蔭大戦。けがを感じさせないスピード感あふれるプレーで躍動したが個人の結果は残せなかった。宮野自身もそれを課題に挙げており「数字を残したい」と結果を渇望。それだけにこのゴールは特別であった。古川監督も「よくやってくれた」と宮野の活躍を称賛した。


 最終節の専大戦が宮野にとって東洋大を背負って戦う最後の試合となる。インカレの可能性は無くなってしまったが、「後輩に何か残していきたい」と気合は十分だ。「また点を決めて勝って笑って終われたら」と話す宮野の見据える先は勝利のみ。最終戦、勝利で4年間の集大成を飾る。


■コメント

・宮野(法4=西武台)

(大学)初ゴールを決められて良かったが、それが勝利につながればもっとよかったので残念。インカレに出たかったのですごく悔しい。(得点シーンを振り返って)快(松崎)からいいボール来た。試合前から快が「あそこ狙ってて」というのは言っていたので、自分自身もそこを狙っていた。裏を取れたのも2、3回あった中で3回目で決められたので狙い通りだった。(裏への飛び出しが目立ったが)ドリブルも芝だと引っかかるので裏を取ったら簡単に(得点を)取れるんじゃないかと思っていて、それがうまく決まった形。(大学初ゴールは)去年から試合には出ていたがやっと決められた。(気持ちは)めっちゃうれしかった。喜びを爆発させたが引き分けだったのでちょっと残念。(前節、結果を残したいと言っていたが)集中応援だったし相手も上位のチームでここで決めればと思っていたのでうれしかった。(この試合を最終節にどうつなげたいか)残り1節でインカレの可能性もなくなってしまったので、4年生は引退なので来年いい選手ばかりなので後輩たちに何か残していければ(後輩たちが)何かやってくれると思う。何か残して、来週引退という形になるが勝って終われれば来年につながると思うので、後輩に何か残していきたい。(最終節の意気込みは)勝って終われたらいいし個人だったらまた点を決めて勝って笑って終われたらいいと思う。


TEXT=金澤瑞季 PHOTO=土橋岳