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2017.12.02
硬式野球

[硬式野球]大学日本代表候補強化合宿・1日目

大学日本代表候補強化合宿・1日目

12月2日(土)松山坊っちゃんスタジアム


この日中川のバットから快音は響かなかった


登板のなかった甲斐野はウォームアップなどで身体を動かした


佐藤は鋭い当たりを見せるも無安打に終わった


 大学日本代表候補強化合宿が始まった。東洋大からは2年連続の選出を目指す中川(法3=PL学園)、秋季リーグ戦で最優秀投手賞とベストナインの2冠を獲得した甲斐野(営3=東洋大姫路)、同じくベストナインを獲得した佐藤(法2=聖光学院)が参加した。


 この日は球場に到着すると、ウォームアップをこなしたあとに16人1チームの変則形式での紅白戦が行われた。甲斐野はこの日登板はなく、ブルペンでの投球やランニングなどで身体を動かし、「投げるのは明日。自分の力を出したい」と意気込んだ。一方、試合に出場した野手陣は2打席という少ない機会を生かせず凡退に倒れた。守備では多くの機会を試したいという全日本大学野球連盟監督会会長である善波会長の意向もあり、中川は遊撃手、佐藤は三塁手として守備にもついた。明日のシートノックなどで捕手としての起用も示唆(しさ)されている佐藤は「学校でも少しずつやっている。やれることは全部やりたいと思って道具もしっかり用意して来た」とはにかんだ。

 初日の紅白戦で思うような結果を残せなかった東洋大野手陣。明日からの巻き返しに期待がかかる。

■コメント
・全日本大学野球連盟監督会・善波達也会長
 今回の合宿は全体を通してレベルが高い。打者は安打こそ少なかったものの、スイングの内容がいい。投手は秋の調子をそのままに来てくれている。(今回の選考の意図は)今まで見て来なかった選手を見ようというところ。ただ、各ポジションにリーダーは必要だと思うからそこは同じ選手を選出した。レベルが高い選手が集まることも大切だが、彼らはこれから寝食を共にする。そういう中で話す時間はたくさんあるだろうから、自分より高いレベルの選手から1つでも吸収してくれたらと思う。
・中川(法3=PL学園)
 レベルが高い中でやって自分の思うような結果が出なかった。合宿の出だしとしては失敗したかなという感じ。慣れないポジションでの起用でも楽しんでやれたと思う。今日は打撃がダメだったのでしっかりと切り替えたい。ショートも練習してできるようにしていきたい。
・甲斐野(営3=東洋大姫路)
 今日は身体を動かしていくメニューで終わりでした。登板は明日あるので紅白戦に向けてしっかりとやっていきたい。打者のレベルは高いのでしっかりと投げ切りたいけど、相手に影響されるとかではなく自分の持ってる力をしっかり出し切りたい。
・佐藤(法2=聖光学院)
 レベルが高い中でやっていてすごく勉強になる。この3日間という短い期間でしっかりと学んで、自分に生かしていきたい。自分の弱点も見つかったのでそれも合わせて修正できたらと思う。今日は打てなかったので、明日はしっかり打てればと思う。

TEXT、PHOTO=須之内海