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第66回 天皇杯 全日本相撲選手権大会
12月3日(日)両国国技館
ベスト16
寺沢、城山、深井、重松
ベスト32
中出、芳賀(東洋大職員)
予選敗退
西野、中嶋、白石、荒木関(東洋大職員)
積極的に前に出る重松
力強い取り組みをみせる寺沢
果敢に攻める深井
予選全勝の城山
アマチュア相撲の頂点を決める全日本相撲選手権大会が国技館で開催された。東洋大からは、7人の選手と3人の職員が出場し、そのうち、6人が決勝トーナメントに進出。 寺沢(法4=金沢市工)、深井(法2=金沢市工)、城山(法2=金沢市工)、重松(法2=金沢市工)の4人がベスト16入りを果たした。
予選3戦全勝で、見事に決勝トーナメント進出した重松は好調ぶりをみせた。初戦の相手は、デルゲルバヤル(日体大)だ。先月に行われた全国学生相撲選手権大会で数々の強敵を破って3位に輝いており、まさに強敵。しかし、重松は積極的に前に出る取り組みをみせ見事に勝利を収めた。最終学年として臨んだ寺沢は、危なげなく予選を突破。決勝トーナメントに入ってからは、明らかに調子が良くなり迎えた3回戦。その勢いのままに力強い取り組みをみせる。しかし、最後は土俵際で粘り切れずに押し出されてしまい、敗北。悔しい結果となった。前回準優勝の深井は、今大会も順調に勝ち進み、迎えた決勝トーナメント3回戦。立合いから激しくぶつかり積極的に前に出るも、一瞬の隙を突かれ突き落としで勝負あり。敗北を喫してしまった。予選3戦全勝で勝ち上がった城山は、その勢いそのままに勝ち上がる。しかし、土俵際で粘りをみせたものの、今大会アマチュア横綱に輝いた西郷(鳥取県庁)に最後は寄り倒されてしまった。
今年度の集大成となった今大会。悔しさの残る結果とはなったが、ベスト16に進んだ4人のうち3人が2年生と収穫も大きかった。この悔しさをバネに、来シーズンの東洋大相撲部への期待がますます高まる。
TEXT=森崎睦仁 PHOTO =伊藤梨妃、永田育美、水野桜