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2017.12.24
アイススケート

[アイスホッケー]インカレ直前特集⑥・チームを勢いづける二人の1年生FW~猪狩大智選手・清水怜選手~

 12月25日から青森県で日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題して、スポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、猪狩大智選手と清水怜選手です!


                                          猪狩選手(左)と清水選手                                                   


 関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、秋リーグ)で幾度も勝利に貢献するプレーを見せ、12月9日から17日にかけてスコットランド・ダンフリーにて開催されたIIHF U20世界選手権Division II Group A(以下、世界選手権)では日本チームの一員として世界でも戦ってきた頼もしい1年生コンビ。氷上では真面目でも、普段は面白く仲の良いお二人にインカレに向けてお話を伺いました。(取材日・12月18日、聞き手・川口朋珠)



――世界選手権、お疲れ様でした。日本チームは優勝したと伺いました


清水(以下、清):個人的にポイント数は多くも少なくもなかったんですけど、日本人とは体つきや身長が違うので、そこのバトルの部分などの課題がたくさん見つかりました。チームとしては、僕たちの学年の中では今回が一番いいチームになれたんじゃないかと感じます。その結果優勝できたのかなと思います。

猪狩(以下、猪):個人的には、日本人と外国人の体の違いが出て、体の部分が通用しなかったのでそこをもっと鍛えていきたいと思いました。チーム的には、高校1年生から大学2年生までいるので、チームがまとまるのか少し不安でしたが、みんな仲良くコミュニケーションがとれて、やることを一緒に共有できていたのでいいチームだったと思います。



――秋リーグでは1年生ながら活躍していましたが、2人にとってどんなリーグ戦でしたか


猪:僕は正直思っていたほど活躍できていないです。インカレがあるので、秋リーグ活躍できなかった分、インカレで活躍したいなと思っています。

清:僕も猪狩と同じポイント数なので、チームには貢献できなかったかなと思うのですが、1次リーグと比べたら2次リーグはポイント以外でも少しは成長できたかなと思います。インカレでは、活躍できなかった分を爆発させたいです。



――印象に残っている試合はありますか


清:成長できたというか、楽しい試合は明大、中大戦かなと思います。

猪:僕もそうですね。

清:本当に自分の実力を確かめられた試合でした。



――課題だと感じる部分はありますか


猪:僕はコーナーの1対1の場面でフィジカル負けしてしまったり、決定的な場面でスコアできなかったり、チャンスをものにできなかったりする部分です。そこは集中力が必要だと思うのでインカレでは集中力を高めて頑張っていきたいです。

清:秋の1次リーグで、コーナーや1対1が通用しなくて、2次リーグはそこを課題として頑張ったので少しは成長できたんですが、まだ成長できると感じます。視野の広さや判断力をつければ、もっと上のレベルでできるんじゃないかなと思います。



――2人は高校3年時のインターハイ決勝で対戦しましたが、その時からお互い知り合いだったのですか


猪:そうです。

清:良きライバルです。

猪:東洋に入って、まさかの一緒のチームっていう感じです。



――インターハイ決勝戦のことはまだ覚えていますか


清:覚えてます。白樺は先制して、(駒大苫小牧を)ちょっと焦らせたんですけど、その前日に(白樺学園は)武修館と戦っていて、ずっと接戦でOT(オーバータイム)からPS(ペナルティショット)までやったんですよ。もう決勝では足が…。力尽いてて、走り負けですね。ずっと攻められてました。



――高校と大学のホッケーはどう違いますか


清:プレーヤーの体つきとか、プレースピードですね。大学ではシステムの理解もしていかないといけないです。

猪:大学では組織プレーが多くなるので、個人プレーだと何にもできないです。

清:5人でするホッケーを身につけないと、通用しないってことが分かりました。



――ホッケーと授業の両立は大変じゃないですか


清:大変どころじゃないですよ(笑)でも、頑張っています。

猪:僕も大変どころじゃないです(笑)練習をやるのが1、2限の授業の時なんです。3限からは出れますけど、寮で洗濯したり、昼は自炊したりもするので大変です。でも両立できるように頑張っています。



――プレーを参考にしている選手はいますか


清:日本の選手の中で一番好きな選手としては日光アイスバックスの寺尾裕道選手です。スピードのキレとかパスの視野の広さとか、僕の中ではアジアリーグで一番すごいなと思います。

猪:寺尾勇利選手(H.C.栃木日光アイスバックス)が好きです。寺尾裕道選手の弟なんです。闘志があふれていて、見ている人も熱くなるし、パックへの執着心や自分で試合を決めるっていう気持ちがプレーに出ているので、そういうところがかっこいいです。



――インカレでは1年生としてどんな風にチームに貢献したいですか


猪:U20(世界選手権)でチームから離れていて、1年生がやるべきことをできていなかったりしたので、先輩方に迷惑をかけていたと思うし、高校3年生だったらまだ大学がありますけど、大学4年生は熱くできるホッケーというのが最後かなと思います。4年生にはたくさんお世話になっているし、勝たせてあげたいです。

清:インカレ優勝が目標なのでそこにたどり着くために、1年生は1年生がやるべきことをやって、4年生がラストなので勝たせてあげたいです。

猪:自分の活躍は二の次で、勝つために何をするかですよね。チームのために活躍できれば良いです。

清:どれだけ失点しても、また点を取り返せば勝てるので、結果オーライでいきたいです。結果が全てです。



――最後にインカレへの意気込みをお願いします


清:1年生としてチームに貢献できるように頑張ります!

猪:春は(順位を)落としているので、最後大きい大会で優勝したら気持ちいいんじゃないかなと思います。やっぱり明大には負けたくないです。決勝に進むまで明大とは戦えないので、決勝でしっかり明大を倒して、優勝狙います!

清:サークル(リンク中央部分)で校歌を歌いたいです。

猪:僕もそこで東洋の校歌歌いたいなって思います。

清:それが僕たちの最終目標です!




猪狩選手、清水選手、ありがとうございました!次の特集も、お楽しみに。



◆猪狩大智(いがり・だいち)


学部・学年・出身校/社会学部・1年・駒大苫小牧


身長・体重/172㌢・70㌔


生年月日/H10・4・27


血液型/B型


好きなスポーツ/スノーボード



◆清水怜(しみず・りょう)


学部・学年・出身校/社会学部・1年・白樺学園


身長・体重/168㌢・66㌔


生年月日/H10・7・7


血液型/B型


好きなアーティスト/ベリーグッドマン