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1月7日(日)東洋大グラウンド
グラウンド開きが行われ、かしわ手を打つ選手たち
だるまに目を入れ願掛けをした(左から、高橋監督、梅津投手、中川主将、杉本次期監督)
握手を交わす高橋監督と杉本次期監督
川越キャンパス内のグラウンドにてグラウンド開きが行われ、2018年の東洋大硬式野球部がスタートした。
多くの保護者も集まり、午前11時から祈祷が行われた。野球ができることに改めて感謝し、野球部の安全と益々の活躍を祈願すると、その後は高橋監督と杉本泰彦次期監督、選手たちが続いてだるまに目を入れ、願掛けを行った。
高橋監督の後を引き継ぐ杉本次期監督は1月の間に引継ぎを行い、2月1日付で正式に東洋大硬式野球部監督となる見通し。杉本次期監督は高橋監督の教え子であり、一般入試で東洋大に進学し硬式野球部の門を叩いた。2年秋にはベンチ入りを果たし、3年春には正捕手の座につく。そして大学日本代表に選出されるほどの選手に。東洋大卒業後は日本通運でプレーしその後監督も務めた。西部ガス初代監督としては、都市対抗野球大会に3年連続出場するチームに育てあげた。今年から東洋大硬式野球部の監督になるにあたり「日本一というような目標を達成できるように」と決意を口にした。
監督が変わり節目となる2018年。日本一を目指す硬式野球部の活動がここからまた始まった。
■コメント
・杉本次期監督
(監督になった経緯は)OB会の推薦いただき、大学側がのんでいただいて、「杉本だったらいいだろう」と承認してもらったと自分の中では思っている。(選手たちには)自分も経験してきた道だからこそ、伝えられることがあると思う。野球を強くすることも大事だが、それよりもっと大事なことがあると思っている。(就任要請がきたときは)野球人としてはこんなに冥利につきることはないですよね。母校の監督をさせていただけるということについては、こんなに光栄なことは無いです。(選手を)野球だけではなく、人間的なキャパシティーをどれだけ大きくグラウンドで育てられるか、自分がどういうマネジメントをできるかというのは、自分の中でも楽しみです。東都としては1部というのが一番大事なステージなのでこのステージは絶対確保しなければいけないですし、その中で日本一というような目標を達成できるようにやっていければなと思います。
・中川主将(法3=PL学園)
チームとしてはグランドスラムというのが目標。それは新チームになった11月中旬の頃からチームメイトには言っている。杉本さんを胴上げできるように、日本一の監督さんにできるようにチーム一丸となってやっていきたい。(監督が変わることへの不安は)特に自分は無いです。(チームメイトは)どういうチーム編成というか、どういう形で指揮をとられるかを意識する部分はあると思います。でも結局プレーするのは選手なので、そのやることに対して迷いは無いと思います。(個人的には)大学4年間の集大成として、昨シーズンよりも良い成績を残せたら良いですし、またキャプテンとしてチームを引っ張っていけるような存在になりたいとは思っています。
TEXT/PHOTO=川口朋珠