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2018.01.08
アイススケート

[スピードスケート]ルーキー竹中開花!期待に応え自己ベスト更新

第90回日本学生氷上競技選手権大会

1月7日(日)軽井沢風越公園屋外スケートリンク


◆男子5000m

7位 島田 6分50秒14

10位 竹中 6分56秒19

12位 新井 6分57秒49


◆男子1000m

10位 小林 1分12秒23

20位 川目 1分15秒71

22位 石原 1分15秒91


※8位以上で入賞、15位以上でポイント獲得


自己ベストを更新した竹中

個人種目2日間入賞を果たした島田


新井は自身の最高のレースを見せた


小林は惜しくも入賞出来なかった


※掲載が遅くなり申し訳ありませんでした。



第90回日本氷上競技選手権大会(以下、インカレ)2日目となるこの日は、5000mに3名、1000mに3名が出場した。この結果、5000mで島田(社4=佐久長聖)が7位につけ入賞。竹中(社1=八戸商業)、新井(社4=岡谷南)もポイントを獲得した。1000mでは惜しくも小林(社3=市立長野)が入賞を逃すも、チームに貢献できる走りを見せた。


この日が個人種目としては最後だった島田は、「タイム的に言ったらもうちょっといけたかな」と語るように、レース前半では相手と互角のスピードを維持していたが、後半まで保つことが出来ず、納得のいかない結果となった。島田と同様に、この日で最後の個人種目を迎えた新井は、初日の1万mで納得のいかない結果に終わった悔しさを胸に疾走した。「5000mに関しては、やってきた動きとか技術とか気力も全部置いてこれた」とレース後誇らしげに語った。「入賞はできなかったので不甲斐ない」という小林は、島田に初日に行われた500mから入賞を期待されていたが、惜しくもあと一歩届かなかった。一方1000mでは、調子は良かったもののなかなかタイムを縮めることができず入賞は果たせなかった。


12月に伊香保で行われた第37回全日本学生選手権大会で頭角を現し、ルーキーと呼ばれるようになった竹中は、この日の大会でも自己ベストを大きく更新した。「12月から1月にかけてずっと合宿だったので、そこで先輩たちと一緒に必死に練習して、疲れにくい足ができた。順位も10位で入賞まで手の届く範囲だったので、来年からまた頑張ろうと思う」とすでに来年のインカレへと竹中の気持ちは向いていた。


最終日には団体種目の2000mリレー、チームパシュートが控えている。東洋大学スピードスケート部全員が一丸となって試合に挑む。


コメント

・島田(社4=佐久長聖)
今日はタイム的に言ったらもうちょっといけたかなっていうのはある。でも、最後諦めないで出し切れたので悔いはない。(入賞したが)嬉しさと悔しさが半分ずつですかね。いつも負けてない選手に負けたのでしょうがないが、まずは入賞出来たことは素直に良かったと思う。

・新井(社4=岡谷南)
昨日の1万mで納得のできない結果で、今日が個人種目、人生最後のレースだったので全部出し切って終わろうと思ってレースに挑んだ。(コンディション)もう、悪いとか言ってられないので。(監督からは)落ちついて入って自分でしっかりリズム作って滑ってこいと言われた。その通りのレースができたと思う。(インカレへの意気込み)インカレだから特別なことをするとかじゃなくて今までいろんなレース積み重ねてきてその延長線上だと思ってその通り滑れればいいなと思ってこの大会に臨んでいたので今日の5000mに関してはやってきた動きとか技術とか気力も全部置いてこれた、リンクに出せたレースだった。(明日への意気込み)スケートは個人種目だがリレーとパシュートはその中でも団体競技なのでみんなの力をかりながら自分もかしながら3人力を合わせてレースできたらいいなと思う。

・小林(社3=市立長野)
調子はよかったんですけど、1周が伸びなくて気持ちが先行してしまって入賞を逃してしまったので悔しい。ポイントの獲得はできたんですけれど、入賞はできなかったので不甲斐ない。(島田主将からエースとよばれていたが)ちょっとまだエースには程遠いかなと思っていて(笑)実力つけて本当にそういう風に呼んでいただけるように一から鍛え直したいです。(3日目のリレーは)1走で出場します。できるだけ早く、勢いづけられるように先頭きっていきたいです。(引退する4年生へ)すごくお世話になっていて、今回の結果では恩返しに程遠いと思うので、3日目のリレーでせめてもの恩返しを結果でできるようにしたい。

・竹中(社1=八戸商業)
5000mはポイントは取らないといけないと思っていたので、まずはそれを果たせたことが良かった。タイムも自己ベストの更新ができたし、順位も10位で入賞まで手の届く範囲だったので、来年からまた頑張ろうと思う。(ベスト更新の要因は)12月から1月にかけてずっと合宿だったので、そこで先輩たちと一緒に必死に練習して、疲れにくい足ができた。あとはやっぱり先輩たちの応援のおかげもあって最後まで粘ることができたと思う。(レース展開は)最初、同走の人に先行されたので1回焦ったけど、自分で気持ちを作りなおして。そうしたら前の人が落ちてきたので、あとはそこから流れに乗ってラップが上がっていったので、展開的には良かった。(チームの応援は)やっぱりみんな、めちゃくちゃ応援してくれるので、(リンク)一周のいたるところにいてくれるので。それが気が抜けないような感じです。


TEXT=森美香子 PHOTO=谷口奏生、越塚日南、森美香子