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2018.03.27
アーチェリー

[アーチェリー・女子]専大に快勝!初戦を制しリーグ戦好発進

2018年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦ㅤ1部

3月25日(日)帝京大レンジ

女子 第1戦


東洋大2549─2431専大(上位4名の成績)



個人成績
                       30m         50m     TOTAL

1中野            298          340       638

2杉本            272          316       588

3大野            300          335       635

4大久保        282          307       589

5小松            301          340       641
6横井            279          322       601
7渡邊            264          324       588

8吉留            300          335       635



声を掛け合う渡邊(左)と吉留(右)


小松(中央)は安定した射でチームを引っ張る


チームひとつになって勝利を手繰り寄せた


 “リーグ戦ブロック優勝”に向けて日々まい進する女子アーチェリー部。チームの雰囲気もよく、好感触でリーグ戦は幕を上げた。個々の堅実な射を重ね、2549―2431で専大相手に勝利を収めた。


 「みんなで盛り上がってみんなで楽しめた」。チームを率いる吉留主将(法4=千葉女子)は試合を笑顔で振り返った。穏やかな気候の中開幕したリーグ戦。無声応援の会場もチームの雰囲気は明るく、互いに声を掛け合って鼓舞していた。緊張からか射にばらつきがでることもあったものの、チームで盛り上げて立て直す。着実にスコアを伸ばして50m終了時には59点差をつけた。その後の30mでも勢いは止まらず、最終スコア2549─2431と快勝した。


 「本当にいいチームに育っている」と吉留主将は誇らしげに語った。それは勝利を収めた選手たちの得点力だけを示したものではない。応援に回ったメンバーによるサポートや声掛けなど含め、チームで一丸となっていることを指して出てきた言葉だ。「(試合の)前日からわくわくしていた」と精神面の強さものぞかせた。

 641点とチーム内でトップのスコアをマークしたのはエースの小松(社4=帯広三条)だ。「一番高いとはいえ、ぎりぎり」と自身のスコアを冷静に分析しながら、「下が育ってくれているようで嬉しい思いもあり、負けたくないなっていう思いもある」と闘志をみせた。


 “リーグ戦ブロック優勝”を目標に掲げている東洋大女子アーチェリー部。吉留主将は「2戦目もしっかり楽しんで、絶対勝ちにいきます」と力強く語る。チーム一丸となって優勝への道を一歩一歩進んでいく。

 

■コメント

・吉留主将(法4=千葉女子)

射場が無声応援だったため、本来自分たちの持ってるものとは違った雰囲気ではあった。でもチームの中でしっかり声を掛けあって、無声射場だとしても全く静かになることなく、みんなで盛り上がってみんなで楽しめた。そういう雰囲気をつくれるチームなので、本当ににいいチームに育っているなという印象。初戦で緊張している人も確かにいたけれど、自分自身は緊張しなくて、4年目になって初めてリーグ戦前日にわくわくしていた。「どれくらい(得点)だせるかな」とか、「楽しみたいな」という気持ちの方が大きくて、全然緊張はなくて。そこもチームに支えられている面。(よかった点と改善点は)基本的に全部いいんですよね。応援もしっかりサポートできているし、選手は1射も無駄にしないようにしっかり頑張っていた。自分自身の反省とすれば、50mで少しエンド差が激しくて点数があまり伸びていないので、それをしっかり2回戦目までに伸ばす。30mも立ち上がりが悪いので、しっかり50mと30mで切り替えて射っていけるようにしたい。(次戦に向けて)次の試合は無声じゃないので、しっかり盛り上がってうるさい感じになるかもしれないんですけど、それがもともとうちのチームの雰囲気。2戦目もしっかり楽しんで、絶対勝ちにいきます。


・小松(社4=帯広三条)

今回は声をあまり出してはいけない射場だったんですが、雰囲気とかは明るくやっていけたのが次に繋がるというふうに感じた。(東洋大内でトップのスコアだったが)一番高いとはいえぎりぎりというか、接戦の1位なので…。下が育ってくれてるようで嬉しい思いもあり、負けたくないなっていう思いもある。(よかった点と改善点は)ミスが少なかったですね。ずっと同じくらいの点数で射ち続けられたことが良かった。悪かったところはミスはなかったものの、真ん中に集まらない。10点に入っていかないような気がした。(次戦に向けて)次の試合は声がもっと出せる射場なので、比較して初戦の方が雰囲気がよかった、とならないように盛り上げていきたい。


TEXT/PHOTO=外狩春佳