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第60回関東地区大学準硬式野球選手権大会・3回戦
3月26日(月)八王子市民グラウンド
都留文科大0-7東洋大○
(イニングスコア)
2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
都留文科大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
東洋大 1 0 1 0 4 1 0 0 / 7
(東洋大)
瀬下(営2=藤代)、渡辺(社1=横浜隼人)-多田龍(ラ3=高松西)
7回無失点で抑えた瀬下
内藤は先制点を奪い取った
ランニングホームランを放った山岡
第60回関東地区大会準硬式野球選手権大会(以下、関東選手権)3回戦の相手は都留文大。初回から得点を重ね、優位に試合を運び7-0で勝利した。
新チームでの公式戦3回戦目で初めて先制点を奪い取った。初回、三浦(文2=東北)が出塁すると、ここ2試合安打のなかった4番内藤(営3=藤代)が長打を放つ。自身はアウトになるものの1点を先制する。そこからは完全に東洋大ペースで試合が進む。五回には多田龍(ラ3=高松西)の安打を皮切りに打線がつながり、一挙4得点を挙げる。足を使った采配を意識したという遠藤学生コーチ(営2=文京)。この五回の4得点にも2つの盗塁が絡んでおり「次の塁を狙うという所はみんなで共通してできた」と喜びを語る。また、六回には山岡(法2=柳井)がランニングホームランを放ち追加点をあげ、7-0で大勝。印南主将(文2=浦和学院)は「やっとうまく打線が回りきった」と新チームの手ごたえを口にした。
先発のマウンドを任された瀬下(営2=藤代)は七回まで登板し11三振、無四球で相手選手に得点圏である二塁を踏ませることはなかった。「カウントを早めに整えて、そこからコーナーをついて打ち取ろうと」と狙い通りの投球であったと話す。八回からは渡辺(社1=横浜隼人)がランナーを背負いながらも要所で締め、完璧な投手リレーとなった。
順調に4回戦まで駒を進めた東洋大。次は亜大戦だ。亜大は東都リーグの2部に所属するチームであるが油断はできない。「前回もここにきて同じ東都チームに負けているのでしっかり勝ちきりたい」(印南主将)と昨年の雪辱を誓う。関東選手権優勝、そして全日本選手権出場権獲得という目標に向けて挑み続ける。
■コメント
・印南主将(文2=浦和学院)
やっと打線がうまく回りきった。ようやくヒットも出て、ヒットが出ていなかった山岡と内藤さんにもヒットが出たので、波に乗れたかなと思う。いままで二試合は先制がなかったが、先制点が取れて、いい入り方ができた中で追加点が取れたので良かった。投手には負担をかけずに決められた思う。(亜大戦に向けて)前回もここにきて同じ東都チームに負けているのでしっかり勝ちきりたい。
・遠藤学生コーチ(営2=文京)
今日の試合は序盤に先制することができたので、試合は東洋ペースで優位に進められたのが良かったと思う。あとはもう3試合目なので、皆の試合勘も戻ってきて攻撃も守備も形が作れたので楽に勝つことができた。(采配は)序盤から仕掛けていこうかなと思っていて、盗塁など足を絡めたことを。この後はどうしても1点勝負の試合が続くと思うので、そういう意味での練習としても、皆で共通して走れたのはよかったかなと思う。(冬合宿の成果は)特に走塁。次の塁を狙うという所はみんなで共通してできた。何個かアウトになったりするが挑戦することが相手にプレッシャーかかると思うので。打撃面でやっと点を取れたということはみんなバットを振ってきたという証拠かなと。継続してやっていきたいと思う。(改善点は)今日もコールドで決めたかったが、最後の詰めがまだまだ甘い。もう少し集中力を持って、次はコールドで決めたい。(次戦に向けて)とにかく優勝に向けてひとつひとつの試合を勝っていくしかないので、気を抜かずに頑張る。
・瀬下(営2=藤代)
カウントを早めに整えて、そこからコーナーをついて打ち取ろうと。それができたのもあれば少し甘く入ってラッキーだったなというものもあった。とりあえず0で抑えることができたのでよかった。(無四死球に関しては)毎回意識はしてやっている。今回ピンチはなかったので、カウントを考えずに投げることができて良かった。(オフシーズンのトレーニングは)しっかり走り込んでスタミナの部分と、あと制球力の課題をピッチャー全員でやっていこうと。他のピッチャーも少しずつロングイニングを投げれるようになってきているので、そういう面ではやってきて良かったと感じている。(現時点の課題は)カウントを整えてからの勝負球。(次戦の意気込みは)今日の一勝や前の一勝は忘れて、次の一勝に向けて集中していくだけだと思う。
TEXT=鶴田華穂 PHOTO=大谷達也、 鶴田華穂