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2018JOCジュニアオリンピックカップ 全日本ジュニアレスリング選手権大会
4月14日(土)~15日(日) 横浜文化体育館
上位入賞者
男子フリースタイル
57㌔級
藤原(法1=網野)ベスト16
65㌔級
太田(社2=埼玉栄)3位
74㌔級
大渕(法1=花咲徳栄)ベスト16
125㌔級
外山(法2=霞ヶ浦)優勝
男子グレコローマンスタイル
67㌔級
小柳(ラ1=玉名工)ベスト8
82㌔級
佐藤空(済2=小倉商)3位
130㌔級
境(社1=宮崎工)準優勝
女子フリースタイル
53㌔級
小倉(ラ1=海洋)3位
堀(社2=安倍学院)3位
62㌔級
三輪(ラ2=安倍学院)3位
大学初タイトルを手にした外山
デビュー戦で準優勝に輝いた境
4戦の勝利を挙げた太田
大学1、2年生が中心となるJOCジュニアオリンピックカップが開催され、東洋大からは19名の選手が出場した。今大会では準決勝、決勝進出者が多く今後の飛躍が期待される大会となった。
圧巻だったのは、男子フリースタイル125㌔級の外山だ。初戦を開始1分22秒でテクニカルフォール勝ちすると、続く2回戦もフォール勝ち。他を寄せ付けない強さをみせた。準決勝も順当に勝ち進み、迎えた決勝。相手は第1シードで実力者の森(中京学大)。苦戦が予想されたが外山は「相手がさしてからくるというのはわかっていた」と、冷静に試合に臨んだ。開始1分で相手の片足にタックルを仕掛け、バックをとる。そこからは外山のペースとなり、終始攻め続ける展開に。タイムを挟んでも主導権は譲らない。残り1分を切って連続でバックを決めてポイントを重ね、6ー0で見事優勝を決めた。さらに、男子フリースタイル65㌔級の太田や、男子グレコローマンスタイル82㌔級の佐藤空らも3位に入り、新2年生の確かな実力を見せつける形となった。
ルーキーたちの活躍も目立った。男子グレコローマンスタイル130㌔級の境は「緊張しながらの試合だった」と振り返るも、決勝までの3試合全てをフォール勝ちと快進撃をみせる。決勝こそ負けてしまったものの、大学デビュー戦で強烈な存在感を示した。また、女子フリースタイル53㌔級の小倉は、決勝進出を逃したものの「また練習から頑張りたい」と、次を見据える。
新体制となって初の公式試合は、上々の滑り出しだ。下級生の活躍がチームを盛り上げることは間違いない。ここから各々の課題を修正し、次戦のリーグ戦に備える。また、優勝した外山と準優勝の境はアジア・ジュニア選手権の代表に内定している。両選手の世界での躍動にも期待がかかる。
■コメント
・外山(法2=霞ヶ浦)
基本的に一階級上げたので、相手が重かったというのがある。決勝は相手がさしてからくるというのはわかっていたので、そのさしだけに気を付けて相手の隙が出てきたところを攻めようとして、それがポイントにつながってよかったと思う。ジュニアの大会ではあるが、優勝できてよかった。これだけで終わらないように練習を頑張って、大学で優勝できるように頑張りたい。
・境(社1=宮崎工)
大学初の試合ということで、計量方法も変わったので新鮮味があった。また何事も初めてだったので緊張しながらの試合だった。決勝までの試合は自分の得意技がかかっていて調子がよかった。しかし決勝戦では自分の得意技が読まれていた。読まれている状況でどんな技が出せるががこれからの課題だと思う。(今後に向けて)アジア大会に出られるということで、自分は海外の試合に出ることか初めてなので緊張しているが、結果が残せるように頑張りたい。
・小倉(ラ1=海洋)
2試合目でローリングが返ったので練習していたものが出せてよかった。でも準決勝でもう少し練習してたら勝てていたたかな思った。高校のときは監督に教えてもらってやるという感じだったが、大学では自分で考えることの方が多くなったのでそこが大変だと思うけど頑張りたい。先輩にもたくさん声をかけてもらったのでまた、練習から頑張りたい。
TEXT=稲村真織 PHOTO=梅山織愛