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2018.04.17
準硬式野球

[準硬式野球]打線つながらず 課題が見えた中大1回戦

平成30年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦

4月16日(月) 上柚木公園球場

●東洋大2―11中大

(イニングスコア)

1回戦








中大
11
東洋大




(東洋大)

割石(社4=越ヶ谷南)、木村(工3=青森)、山本(社3=市川東)-多田龍(ラ4=高松西)



割石は要所で試合を締めた

3打数3安打の高橋


中大1回戦は好機を作り出すも得点とはならず。悔しさの残る敗戦となった。

「1球に対する集中力」が課題となった一戦だった。1点を先制されて迎えた二回、同点の機会はすぐさま訪れた。「いいイメージができていた」と先頭打者の高橋(法2=八戸学院光星)が2球目を中越に運び無死三塁。しかし、その後は三者連続三振と同点の芽を摘んでしまう。再び四回にも満塁と得点のチャンスができるも打線がつながりに欠け得点にはならなかった。
六回、八回に1点ずつ点を返すが反撃はここまで。中大との1回戦は悔しい敗戦となった。


得点にはつながらなかったものの、3打数3安打と高橋が好調だ。昨秋から行ったウエイトを始めとした身体づくりやスイングスピードを心がけた素振りの結果が現れる。「調子は上がって来た」と高橋。リーグ戦優勝へ、高橋の打力がカギになる。

「一人一人が仕事をするということを考えれば決して勝てない相手ではない」と学生コーチの遠藤(営3=文京)。二回戦では関東選手権優勝校の実力と意地を見せつける。


◾️コメント

・印南主将(文3=浦和学院)
打線が仕事を果たせなかった。中大のバッター陣はそんなに怖さはないが、しっかり打つべき球を打ってきている。初回は打たれてもしょうがないなという感じ。そのあとしっかり締めてくれた。野手のミスで点を取られてしまったと思う。(改善したい点は)だらしない試合をしてしまったので守備を締めて、今日とは全く違う試合をしたいと思う。(中大2戦目に向けて)今日は先制されてしまったが、次戦は先行なので先制し返したいと思う。


・遠藤学生コーチ(営3=文京)

守備のほうにおいては投手はよく頑張ってくれて、とにかく野手が足を引っ張った。エラーと細かいミスが何個かと。バッティングがあんなにチャンスを作って、満塁が2回もあって点が取れないしかも三振してしまうというのは最後まで痛かった。最初に取られた1点は仕方がない。そこは野手がカバーするべきところだったかなと思う。野手の仕事ができなかった試合。(木村は)次の投手の準備もできていたし抑えたいところを抑えてくれたし、連日試合があるので早めに変えた。(敗因は)二回に作ったチャンスと2満塁のチャンスで7、8番の連続三振。あそこで1本出て同点に追いついていればこういう流れにはならなかっただろうし、終盤に(点を)取られたのも集中力に欠けた。そいうところをしっかりとカバーしていきたい。(改善点は)一人一人が仕事をするということを考えれば決して勝てない相手ではない。やるべきことをやる。1打席に集中してやる。投手だったり1球に集中して投げるということだったりをやりたいと思う。(中大2戦目に向けて)次負けたら勝ち点取られるので、とにかく明日勝ってタイに持ち込んで取られないようにしっかりやりたい。


・割石(社4=越谷南)

1球に対する集中力というか雑さというかよくないほうにすべてが転がっていった。悪いところが出すぎた。国士大1戦目と同じだが負けるべくして負けたというか。負けるだろうなと思って負けた。(中大打線は)最初の満塁弾以外、とらえられているという印象がなかったので意外と押せるなと思ったが、あれだけ守備が守ってくれないとうーんという感じ。(打者が)振れていないという印象はないがタイミングが合っていないと感じた。(改善点は)普段試合に出ていない選手が出ていたが、それの集中力というか。改善点は多すぎる。もともと完成したチームではないので、伸びしろが大事なものだなと思う。(中大2戦目に向けて)切り替えていくしかない。負けてしまったら負けてしまったで勝ち点がなくなるだけ。その勝ち点をとるためにやっているので。今試合のミスは次戦に生かしつつ、次戦は違う試合なので勝てるようにしていく。


・高橋(法2=八戸学院光星)
(ヒット3本は)昨日からいいイメージができていて、何が良くて何がダメかを割り切れて入れた。それは良かったが勝ちにつながらなかったヒットだった。最近は試合が続いていたので練習がじゅうぶんにできていなかったが、土曜などにできたのでそこでつかめたかなと思う。準備はできるので、いい調子だったらそのままで、悪かったら変えられるようにいい意味でも悪い意味でも空きをうまく使えたらなと思う。(春から秋に向けて)ウエイトなど筋トレをしてきた。関東選手権はあまりつながらなかったので、そのぶんリーグ戦では打ちたいと思う。スイングスピードを上げるために素振りなどをしていた。調子は上がって来たと思う。(声かけ)エラーした時こそ声を出そうと思っていた。あとは自分たちが苦しい時こそ声を出して苦しくないように見せたかったので苦しい時こそ声を出すことは心がけている。いい時はみんないいが、良くない時に踏ん張れるかが大事だと思っているのでそこは気をつかうようにしている。(中大は)自分たちが関東選手権で優勝したということもあって絶対負けないぞっていうのは感じていた。それに飲まれないようにしたい。(2回戦に向けて)今日負けても明日があるというのはリーグ戦のいいところなので、しっかり明日勝って次また試合できるようにしたい。


TEXT=望月優希 PHOTO=望月優希、鶴田華穂