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2018.04.23
アーチェリー

[アーチェリー・男子]接戦制し日本工業大に逆転勝利!

2018年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦ㅤ1部


4月22日(日)明学大レンジ

男子ㅤ第5戦


東洋大 3757―3751 日本工業大(上位6名の成績)



個人成績

                     30m         50m     TOTAL

1星野            291          327       618

2大谷            311          341       652

3鳥谷部        250          329       579

4大澤            284          319       603

5松本            270          325       595

6竹内            263          309       572

7石田            295          340       635

8飯塚            310          344       654


飯塚は自己新を塗り替えた


主将としてチームを鼓舞した星野


最後の射を終えた松本(右)と声をかけた星野


 迎えたリーグ第5戦。中盤までは日本工業大にリードを許していたものの、30m後半で巻き返しを見せる。最終スコア3757―3751と見事接戦を制し、逆転勝利を収めた。


 雲一つない快晴の中での一戦。50m、序盤からなかなか50点台を出せない選手が多く苦しめられる展開に。その中でルーキー大谷(文1=都立山崎)が311点、時期主将となる飯塚(ラ3=浦和西)が310点と高得点をマーク。しかし50m終了時で日本工業大に2点と僅差でリードを許してしまう。 


 なんとか逆転したい30m 、ここから東洋大が意地の追い上げを見せる。星野主将(ラ4=桜丘・東京)が第1エンドから59点と高得点、その後も安定して50点台をキープした。飯塚もチーム最高得点、また自己新となる344点をたたき出し、チームの勝利に貢献した。松本(ラ3=本庄東)も30m最後の射を中心に入れ、それが勝利の決定打に。600点台にはわずかに届かなかったものの、「チームのおかげで楽しく射てた」と振り返り、今リーグ戦を締めくくった。30m後半から追い上げ、1部としての力を見せた5戦目。星野主将は「みんな意地でも当てにいってくれていたのがすごく嬉しかった」と勝利を噛みしめた。


 今回勝利を収めたものの、入れ替え戦へと進む結果となってしまった東洋大。しかし「みんな勝ちたいという気持ち」と飯塚、「全身全霊、なんとしても残留したい」と石河監督も口にするように、気合は十分だ。1残留へ向け入れ替え戦に臨む。



■コメント

・石河監督

後半での巻き返しで逆転勝ちしたことは、チームが精神面で強くなったと言うことで非常に嬉しい。選手たちを誇りに思う。課題は山積しているが、今日の一勝は大きな一勝として受け止めている。(入れ替え戦に向けて)昨年一部に雪辱戦として上がったので、全身全霊、なんとしても残留したい。


・星野(ラ4=桜丘・東京)

今試合は特段緊張もチーム的にはあまり無かった。前日にちゃんと準備もできていたのでしっかりあとはもう自分たちができる試合をやろうって朝にみんなでまとまった。試合もスタートは結構よかったので、その後もずっと同じテンポで射てて。50m終了時に2点差くらいで負けていて、30mの5エンド目とか後半で巻き返してきた形。そこはやっぱりみんな意地でも当てにいってくれてたっていうのがすごく嬉しかった。それが結果的に勝ちにつながった。今まで最初と最後が弱かったので、最初と最後をずっと同じテンポでやるっていうのを目標にしていた。それが達成できたのが勝ちにつながったと思う。(準備、意識したことは)3戦目と同じ無声射場だったので、前日に無声応援の練習をしたりとか。あとは日本工業大とはけっこう夏合宿で毎回合同練習とかやっているくらい結構仲のいい大学なので、多少は緊張感なく挑めたかな。準備としてはあまり気負わずに自分たちの点数を出しにいこうっていうのが見られた。(チームの雰囲気は)無声だったがみんな我慢出来なくて声がでてしまっていて、ちょっと危ないんじゃないかなって時があった。勝利にはなったので、まあ結果的によかったからまだいいが、ほんとギリギリの橋を渡ってるみたいな感じだったので、ちょっとうーむって感じでしたね。(次期への改善)僕自体があまり主将としてはあまりやり切れてないところがあったので、来年度のリーグからら飯塚主体で主将がどんどんひっぱって、チームがそれについていくっていうチームがやっぱりのが理想的なんじゃないかな。(入れ替え戦に向けて)前日3800点まで後ちょっとの点数でチーム新がでたので、今日チーム新狙う予定だったんですよ。でもちょっと30点くらい落ちちゃって。なので次の入れ替え戦は3800点くらい出して1部の力を見せて2部校を跳ね返したい。


・飯塚(ラ3=浦和西)

まず試合自己新を出せてよかった。一番嬉しいのはギリギリでも勝てたこと。(反省点と手応え)反省点は、50mのエンドの時に57点の高得点を出した後に4946点と下がってしまったこと。自分にプレッシャーをかけすぎてしまったところがあるので、あまりプレッシャーを感じずにやっていきたい。手応えは30mすごくよかった10点に刺さるイメージをしっかり持てていた。(入れ替え戦に向けて)みんな勝ちたいという気持ちはあるので、しっかりとまた準備して、しっかり1部に残っていきたい。


・松本(ラ3=本庄東)

リーグ5戦やってきて最終戦で、今まであまり結果残せてなくて、アベレージも低かった。この1週間でしっかり調整して、低い点数ではあるが、次の入れ替え戦を見据えての試合結果になったと思う。先輩たちのリーグ自体の試合はこれが最後なので、なんとしても価値をプレゼントしたいって言うのはあった。4年生よりも3年生の方が試合出てる人が多かったので、3年生がその思いを背負って勝ちにつなげられてほんとに、もらい泣きしそうでしたね。最後のミーティング。泣くの頑張ってこらえてたんですけど(笑)。本当に勝ててよかったなって。最後も30mの本当の最後の一本が残ってて、星野先輩が後ろついてくれてしっかり金色に入れることができた。自分の力ももちろんだけれど、全員の力があったから短い時間で射つことができた。結果的にちゃんと入って勝ちにつなげられたのが良かった。(心掛けていたこと)いい結果残してこれなくて、いろんな人にメンタル面だったり技術面だったりをいろんな人に試合で出ないのはどうしたらいいんですかって聞いたきた。準備はこの1週間しっかりしてきて、練習でも点数あげて結果残せたっていうのはのいい事だと思う。自分の射を貫き通すっていうのは意識できた。今回は男女含めて助けてくれたチームのおかげで、冷静に落ち着いて楽しく射つことができた。(入れ替え戦に向けて)入れ替え戦もメンバーに入って、しっかりチーム新目指して、僕も自己新目指して、チーム一丸となって、入れ替え戦を1位で勝ちをもらっていきたいと思います。


TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=外狩春佳