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平成30年度東都大学野球一部春季リーグ戦
4月27日(金)神宮球場
○東洋大1-0国学大
堀北は4打数4安打と猛打賞の活躍
4本目の安打が決まると笑顔があふれた
堀北(営3=龍谷大平安)が打撃で魅せた。二回、この日初打席の堀北は清水(国学大)の初球をとらえると右前に落としチャンスメイク。「思い切って振っていけた」という言葉の通り、四回にもフルカウントからしっかり右前に運んだ。投手が変わっても積極的な打撃姿勢は変わらない。五回に投手が横山(国学大)に変わり、迎えた六回。再び初球をとらえると左前二塁打に。好機を広げて次の打者につないだ。さらに、九回の内野安打で4打数4安打。得点にはならなかったものの、努力の結果が数字として現れた。
原動力は「悔しさ」だった。国学大との1戦目では4打数無安打。続く2戦目ではスタメンから外れてしまう。また、昨年の春季リーグでは4試合に出場するも秋季リーグでは出場機会を与えらず。悔しさを胸に秘めていた。しかし、「悔しいと思うとスイッチが入る」とその気持ちはやる気につながっていた。2戦目の試合後に寮に帰ると自主練の時間にバットを振り打撃面を強化。「打てると思った」と語る今試合は4打数4安打と猛打賞の活躍。「 悔しい」という気持ちが堀北をここまで突き動かしてきた。
「日本一になるために勝ち点をとる」と次戦へ意気込む。堀北の一打がリーグ戦優勝、そして、大学日本一へチームを導く。
▪️コメント
堀北(営3=龍谷大平安)
(調子は)調子は悪いと言われてたので、2回戦の後に帰って自主練習をした。今日は打てると思った。(強みは)結構割れるときは割りきれるところ。思い切っていける。最後は気持ちですね。(同学年の佐藤選手や津田選手を意識してるか)打ったなと思う。「自分も打ちたい」とか「次は頑張ろう」と思う。スイッチ入るとかなり練習する。「悔しいな」と思うとスイッチが入る。そのときは一番練習している。(次戦に向けて)優勝したいので、日本一になるために勝ち点をとりにいく。
TEXT=望月優希 PHOTO=川口朋珠、望月優希