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2018.05.06
サッカー

[男子サッカー]遠い初勝利 桐蔭大に3失点喫し敗れる

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第5節

5月6日(日) 前橋総合運動公園サッカー場

東洋大0-3桐蔭大


<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国3=柏U-18)

▽DF

坂本涼斗(国2=柏U-18)→85分 市原亮太(国2=横浜創英)

浦上仁騎(国4=大宮Y)

神山京右(国1=横浜FC・Y)

渡辺星夢(国4=前橋育英)

▽MF

土田直輝(国2=大宮Y)

高橋宏季(国4=FC東京U-18)

出村颯太(国4=桐生第一)→59分 小林拓夢(国3=帝京長岡)

飯澤良介(国1=横浜FC・Y)→46分 坂元達裕(社4=前橋育英)

▽FW

松崎快(国3=大宮Y)

丹代藍人(国4=青森山田)


坂本は右サイドからチャンスを演出した

果敢にシュートを打ちゴールを狙う丹代

試合後悔しさをにじませる坂元と松崎


 リーグ戦未だ勝利のない東洋大は桐蔭大と対戦。前半に2点を許す苦しい展開になると、後半にも1点を追加され0-3で敗戦。またも初勝利はお預けとなった。


 ゴールデンウィーク中に3試合を行う過密日程により前節から5人を入れ替えた東洋大。立ち上がりから両チームがなかなかシュートを打てない時間が続くが、26分にビッグチャンスが訪れる。松崎(国3=大宮Y)が出村(国4=桐生第一)とのワンツーで右サイドを突破すると、ゴール前にいた丹代(国4=青森山田)へパス。丹代はGKとの1対1を迎えるが、シュートはGKにセーブされてしまう。先制のチャンスを逃した5分後、桐蔭大に高い位置でこぼれ球を拾われると、数的優位を作られ失点してしまう。早めに追い付きたい東洋大だったが、40分には相手GKのゴールキックのこぼれ球を、そのままドリブルでエリア内まで持ち込まれ2点目を奪われる。

 0-2で迎えた後半、東洋大はハーフタイムに坂元(社4=前橋育英)、57分に小林(国3=帝京長岡)を投入し攻撃の活性化を図る。すると64分、坂本(国2=柏U-18)が右サイドを突破し、グラウンダーのクロスに丹代がフリーで合わせる。しかし、これもGKの正面に飛んでしまい好機を生かすことができない。その後も坂本、松崎を中心にサイドからチャンスをつくるが、シュートには結び付かない。73分には再び高い位置でボールを拾われると、右サイドからのクロスを合わせられ相手のFWにハットトリックを決められてしまう。その3分後には土田(国2=大宮Y)がこの試合2枚目のイエローカードをもらい退場。10人でプレーすることになった東洋大は最後まで得点を奪うことはできなかった。


 試合後「失点するシーンは一つ一つがもったいなかった」と悔しさをにじませた坂本。古川監督は「中盤のスペースを空けてしまったことで、こぼれたところを拾えなかった」と失点シーンを振り返った。次節の流経大戦は2週間後。古川監督は「2週間でチームをよみがえらせる努力をしたい」とここからの巻き返しを誓う。次節こそは初勝利を遂げたいところだ。


■コメント

・古川監督

今シーズンまだ勝利がない中で、ゴールデンウィークの連戦の中で勝って中断期間を向かえようと挑んだが、残念な結果に終わってしまった。(失点は)相手にこぼれ球を拾われてという感じで、クリアするのか収めるのかという判断を見誤ったところで拾われて決められた。2失点目もロングボールがこぼれたところを拾われてしまった。中盤のスペースを空けてしまったことで、こぼれたところを拾えなかったという印象。攻撃は何回かサイドでいい形はできていたが、あとはそれに対してしっかりポイントで入っていくことが難しかった。(次節に向けて)天皇杯予選がなくなって2週間という準備期間があるところをいい期間を当てて、その2週間でチームをよみがえらせる努力をしたい。


・坂本(国2=柏U-18)

失点するシーンは一つ一つがもったいなかった。取られ方だったり自分たちのミスからやられてしまったという感じ。(攻撃の面では)3枚にして自分のポジションが1つ上がったので、自分の特徴を生かしたいなと思っていた。得点に絡めたら良かったですけど、そうはならなかったのでまだまだ課題がある。(次節に向けて)間が空くのでチームで話し合って、この現状を受け止めて一つ一つ勝っていきたい。


[次戦試合予定]

第92回関東大学サッカーリーグ戦1部

第6節 5月19日(土) vs 流経大

味の素スタジアム西競技場にて 11:30キックオフ


TEXT=土橋岳 PHOTO=美浪健五、金澤瑞季、梅山織愛