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2018.05.14
射撃

[射撃] 関東大会へ弾みをつける結果に

平成30年度関東学生ライフル射撃選手権春季大会予選会

5月10日(木)~5月13日(日) 埼玉県長瀞総合射撃場


◆10mエアピストル立射60発
高橋 549点
山本 527点
小西 532点
橋本 DNS
新堂 532点



◆10mエアライフル立射60発
中山 598.6点
後藤 587.9点

西村 568.8点
須永 602.9点
山本 DNS
井上 611.0点
亀井 599.5点
根尾 DSQ

岡田 608.4点
諏訪 606.1点
大城 608.6点

丸山 583.0点
片岡 583.2点


◆50mライフル三姿勢60発
山下 DNS
片岡 530点
吉本 560点
江頭 566点
諏訪 551点
西村 525点
須永 544点
丸山 540点
亀井 550点
井上 545点
吉本 552点

山本 568点


◆50mライフル伏射60発
亀井 597.4点
諏訪 591.7点
井上 585.0点
山下 DNS
丸山 589.2点
西村 602.1点
吉本 596・8点
山本 615.2点

片岡 589.0点


                               初入賞を果たした江頭

 P60で優勝を果たし、関東大会へ弾みをつけた山本


6月に行われる関東大会の予選という位置づけにある今大会。東洋大からは総勢20人もの選手が参加した。チーム全体では振るわない結果となったものの、山本(法4=足羽)が優勝、西村(法3=国際学院)、江頭(法3=清和)が初入賞を果たした。

 今シーズンから主将を務める山本はP60で見事に優勝。「優勝で始まって良かった」と笑みをこぼし6月の関東大会へ向けて好スタートを切った。


 西村は3種目に出場し、P60で初の入賞。「先に3×20の競技をやっていて前もってその悪い感覚を見つけられたので挑みやすかった」と語った。

 小山コーチ、山本主将が揃って今大会良かった選手にあげたのが江頭だ。江頭は「練習の成果が出たと感じる大会だった」と手ごたえを感じ、P60で初入賞。入賞の要因として「基礎中の基礎を試合中でもちゃんとわかるようにノートに書く」ということをあげた。


 関東大会まで残り約1ヶ月。「まとまっている感じ」と山本が語るようにチームの雰囲気は良好だ。昨年の結果を超すべく、個々がレベルアップを図り本戦へ挑む。


■コメント

・小山コーチ

今回は東日本選手権ということだが、事実上の関東大会の予選と捉えて選手たちが取り組んでいたのでその点においてはみんな予想の8割くらいの感じで上がってきたので良かったと思う。(チームの収穫と課題)明確なのは1年生がかなりやる気があって1年生を積極的に起用して実際本番で撃ってみてどうだとか、観れたことが一番の収穫だった。課題としては4年生がまだ4年生になりたてなので、新しい学年を迎えて心情の変化がある選手が多かったのでそこのところをうまく調整して春の関東大会に臨めればいいと思う。(良かった選手)3年生の江頭。本人がすごい努力をした甲斐があって初めての入賞だし、同じく3年の西村も初入賞ということでP60でできたのは良かったと思う。主将の山本も今回も優勝できたので本人にとってはプラスになると思う。(次の大会に向けて)春の関東大会まで1ヶ月時間があるので、ここで焦せらずゆっくりと関東大会に出て、全国の選抜に向けて頑張ってやってほしい。


・山本(法4=音羽)

チーム全体としては出だしの大会であったので成績の伸び悩みのある大会だった。その中でも入賞する後輩たちが多かったので収穫のある大会だったと思う。(自己評価は)個人は優勝で始まったので良かったが別の種目で故障でトラブルがあったので次に向けてという感じ。(チームの雰囲気は)割とまとまっている感じ。変な要素とかでチームが分裂しないようにまとめていこうと思う。(主将から見た良かった選手)3年の江頭。三姿勢と50mの種目で2種目で自己新出せたので普段の成果が出たなという感じ。(次の大会に向けて)今回は失格者が出て、団体は順位がつかなかったのだが、次はベストメンバーで揃えていって優勝目指して頑張りたいと思う。


・江頭(法3=清和)

最近スモールのライフルのほうで三姿勢競技を始めたのだが、そちらのほうを重点的に練習して今回成績も目標点よりも6点上だったので、二種目ともどちらも練習の成果が出たと感じる大会だった。(初入賞について)初めて入賞したのでこれからももっと練習に力を入れて次の本戦に向けて頑張っていきたい。(自己評価は)内容的には思ったようにいかなかったので、(100点中)75点くらい。(入賞の要因)新しい姿勢も重点的に練習をしてきて、基礎中の基礎を試合中でもちゃんとわかるようにノートにしっかり書いてそれを練習のときと同じような状態を作れるようにした。(次の大会に向けて)次の大会に向けてまた練習して、しっかりと取り組んでもっと上の目標点を決めて練習して、次の大会でも入賞できるように頑張りたいと思う。


・西村(法3=国際学院)

三姿勢20発競技の方でレギュラーだったのだが、結果が出せずにいて、普段の練習もやり方がまだまだなので、もっと本番を見据えた練習をしていきたい。入賞したP60は先に3×20の競技をやっていて前もってその悪い感覚を見つけられたので挑みやすかった。(収穫と課題)火薬銃のレギュラーのほうは初めてだったので前期の集大成の学生選抜大会でレギュラーに戻れるようにしていきたい。ファイナルがなくなった60発競技はまだ点数に波があるので安定してすべてのシリーズで同じような点数を取れるようにしたい。(次の大会に向けて)次の大会レギュラーから外されたが、次の次の大会を見据えて、課題をつくってそれを実践したなうな試合にしていきたい。


TEXT/PHOTO=谷口奏生