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2018.05.16
準硬式野球

[準硬式野球]九回に追い上げを見せるも一歩及ばず 今季リーグ戦初の勝ち点献上

平成30年度東都準硬式野球春季リーグ戦1部・専大3回戦

5月15日(火) 上柚木公園球場


●東洋大 4ー5 専大


(イニングスコア)

3回戦

専大

東洋大


(東洋大)

瀬下(営3=藤代)、木村(工3=青森)ー遠藤(営3=文京)、西本(ラ2=岩国)


連投ながらも力強いピッチングをみせた先発の瀬下

代打の犹守は、九回に走者一掃の適時三塁打を放った


勝ち点のかかる専大3回戦は、九回に粘りの攻撃で1点差まで追いつくもあと一歩及ばず。今季リーグ戦初の勝ち点献上となった。



先発の瀬下(営3=藤代)は前日に行われた専大2回戦から連投となるも、疲れを見せることなく力強い投球を披露。しかし、四回に適時打を許し先制点を与えて以後、専大に主導権を握らせてしまう。


細かなミスが勝敗を分けた。五回、二者連続三振を奪い2死とするも、野手の2失策と四球、そして安打が絡み2点を失う。八回に瀬下からマウンドを引き継いだ木村(工3=青森)はその回を三者凡退に仕留め上々の立ち上がりを見せるも、九回に先頭打者を死球により出塁させてしまう。悪い流れを断ち切れず、野手選択やバッテリー間のミスなどで再び追加点を与えてしまった。


4点ビハインドで迎えた最終回。先頭打者の若原(社3=九州学院)が二塁打を放ち出塁すると、代打・犾守(国3=岩倉)の走者一掃の適時打三塁打、吉澤(ラ2=長野西)と印南が単打で続き3点を返す。しかし後続が倒れ、1点差までつめるも惜敗となった。


「攻撃の面でエンジンがかかるのが遅く、守備の流れの悪さも目立った」(印南主将)と課題が明確化した今試合。次に行われる日大戦までにどれだけ課題を克服出来るかが、今後の勝敗を左右する。


■コメント

・印南主将(文3=浦和学院)

最後1点差まで追いつけたことはよかったと思うが、攻撃の面でエンジンがかかるのが遅く、守備の流れの悪さも目立った。瀬下は連投で疲れもあったが、ミスがなければかなり良いところまで抑えられていたと思うが、野手が足を引っ張ってしまった。木村も同じで、野手のミスで足を引っ張ってしまった。(次戦に向けて)もう落とせない試合が続くので、気を引き締めて新しい気持ちで臨んで行きたい。


・遠藤学生コーチ(営3=文京)

先制点を取られたのが本当に大きかった。最終回であそこまで粘れたのはいつも通り良かったが、いつも最終回に良かった良かったといって結局負けているので、流れをくんで前半に勝負をかけて、中盤終盤と余裕で勝てるようにしていかなければいけないと感じた。チャンスで三振が多いのが今の問題だし、当てるとかフライを打つとか選手はしなければいけないし、ベンチも策を練って動かさないといけないと思った。勝負どころの覚悟が足りなくて1点が遠かった。最後の1点は本当に重い1点。勢いで一点差二点差までは詰められるが、ワンアウト足りなかった。(今試合はマスクを被って)公式戦でのマスクは中学生以来。迷惑をかけないようにと思った。瀬下が引っ張ってくれて、連携も取れてたし球も悪くなかった。投手がリズムを作ってよく投げてくれた。采配は学生コーチ候補に任せていたが、まだ初めてなので、勉強しなければいけないこともあったし、自分も勝負をかけるタイミングが遅かったり、その経験を今後に生かしていきたい。(次戦に向けて)日大は投手もいいし守りも堅いのでその中で先制点をとるか。チームとして先制点、中押し、ダメ押しと流れをつくっていきたい。


TEXT=永田育美  PHOTO=永田育美、大谷達也