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2018.05.19
サッカー

[男子サッカー]勝利目前で勝ち点3するり 流経大に土壇場追い付かれ1-1で痛恨ドロー

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第6節

5月19日(土) 味の素スタジアム西競技場

東洋大1-1流経大


<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国3=柏U-18)

▽DF

朝妻佑斗(国3=大宮Y)

浦上仁騎(国4=大宮Y)

神山京右(国1=横浜FC・Y)

渡辺星夢(国4=前橋育英)

▽MF

長澤晃輝(国2=前橋育英)

高橋宏季(国4=FC東京U-18)

出村颯太(国4=桐生第一)→62分 横山塁(国1=FC東京U-18)

飯澤良介(国1=横浜FC・Y)

▽FW

松崎快(国3=大宮Y)→86分 中村勇太(国1=鹿島Y)

小林拓夢(国3=帝京長岡)→71分 坂元達裕(社4=前橋育英)


土壇場で同点に追い付かれ肩を落とす選手たち


攻守において高橋は欠かせない動きを見せた


かかんにドリブルを仕掛ける松崎



 第6節、連敗中の東洋大の相手は流経大。69分に相手のミスをついて飯澤(国1=横浜FC・Y)が先制点を奪う。しかし、88分に同点ゴールを許し1-1で試合終了。第92回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)での初勝利はまたもお預けとなった。


 前節の敗戦から2週間、守備に重点を置いてもう一度チームを作り上げてきた東洋大。開始早々、セットプレーから押し込まれる形が続くが、浦上(国4=大宮Y)、神山(国1=横浜FC・Y)の両センターバックを中心にこれを跳ね返す。一方の攻撃陣は、松崎(国3=大宮Y)が中央まで下がってボールを受け、攻撃の起点となるプレーを続ける。12分には自らの突破からシュートまで持って行くが、これは枠を捉えきれず、ゴール上へと外れた。その後も互いに決め手を欠き、前半をスコアレスで折り返す。

 後半に入り先に好機を作ったのは東洋大だった。57分ボールを奪い抜け出した高橋(国4=FC東京U-18)がエリア手前でマークをかいくぐった小林(国3=帝京長岡)へスルーパス。しかし、これがわずかに合わずシュートには至らない。それでも69分、クリアボールを処理しようとした相手DFが味方同士で交錯。こぼれたボールを飯澤がかっさらうと一気にゴール前へ進む。最後はGKとの1対1を冷静に流し込み、ラッキーな形から先制点を奪った。その後はリーグ戦初勝利を目指し、この1点を守り切るため松崎に替えてDFの中村勇(国1=鹿島Y)を投入し、最終ラインに厚みを持たせる。しかし、試合はこのまま終わらない。88分に右サイドから上げられたクロスボールをGK松本(国3=柏U-18)が弾ききれずファーサイドにいた相手に押し込まれ、土壇場で同点のゴールを許し1-1で試合終了となった。


 残り2分のところで勝ち点3を逃した東洋大は、これで6試合を終え3敗3分け。苦しい状況が続くが、高橋は「下を向く必要はない」とチームがやってきたことを信じて前を向く。

 その中でも好材料として挙げられるのは1年生が活躍の機会を生かしていることだ。得点を奪った飯澤やセンターバックとして出場を続ける神山、この試合では横山(国1=FC東京U-18)、中村勇が途中出場を果たした。「いい競争が生まれている」と古川監督が話すことは、ここまで21人の選手がリーグ戦のピッチに立っていることからもうなずける。次節は昨年2敗を喫した明大戦。チーム内競争が生む相乗効果で初勝利をもぎとれるか。また、誰がそのピッチに立つのかにも注目だ。


■コメント

・古川監督

2週間空いたので守備のところは整理して選手たちもよくやってくれていたと思うけれど、終盤に追いつかれて勝ち点2を失ったのは残念。ただ、この2週間で取り組んできたことは出せていたので、その部分は次につながる。もう少し攻撃のところで自分たちの時間を作っていければよかったなというのはあったが、それでも攻守のバランスを上手く取ってできていたと思う。(1年生の起用が多くなってきたが)学年というのは考えずにチームのスタイルをベースに考えて、90分もしくはその近くで戦える選手かどうかが選ぶ基準にはなっている。もちろん力のある選手もいましたけど、コンディションの面だったりを考慮した。チームで戦うにあたって、今回入れ替わった選手も含めてチームにはいい競争が生まれている。(次節に向けて)勝ち点3を取れるように準備期間を上手く使って、攻撃の方にも着手していけたらなと思う。


・高橋(国4=FC東京U-18)

失点するまでは今回やろうと言っていた守備の部分をみんなで集中してできていた。最後にああいう油断だったり、隙を見せて追いつかれた部分は改善しなければいけない。もっと攻撃面でも相手を崩せれば内容もついてきたのかなと思う。(自身の評価は)今日は守備の方に重点を置いていたけれど、もっと攻撃のチャンスでも関われればよかった。まだまだ自分としても結果を残さないといけないので、試合を決めきれる選手にならないといけない。(次節に向けて)勝ちがない中でみんな苦しい状況なのは分かっている。ここで下を向く必要はないので、日々の練習からしっかり取り組んで勝ち点3を取りにいきたい。


[次戦試合予定]

第92回関東大学サッカーリーグ戦1部

第7節 5月30日(水)vs 明大

東洋大学朝霞グラウンドにて 18:30キックオフ!


TEXT=美浪健五 PHOTO=美浪健五、土橋岳