記事
第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第7節
5月29日(水) 東洋大学朝霞グラウンド
東洋大1-0明大
野本のシュートが試合を決めた
待望の勝ち点3をもぎ取った
雨が降りしきる中行われた明大戦。今季初白星をチームにもたらしたのは途中出場の野本(国2=市立船橋)の右足だった。
スタートメンバーに野本の文字はなかった。今季は出場機会に恵まれず7節中3節はベンチメンバーにも入れていない。だからこそ「出られたら絶対結果を残そうと」と結果へのこだわりは人一倍だった。
0-0で折り返した後半も明大にボールを支配され、なかなか思うようなプレーをさせてもらえない。野本の名前が呼ばれたのは80分。「チャンスがあれば持ち味の攻撃をやってこいと」と古川監督に送り出された野本は突破口を開くタイミングをうかがっていた。両者一歩も譲らずロスタイムに突入。決定弾は91分に生まれた。松崎(国3=大宮Y)のパスに反応した野本が斜めに走り込みゴール前に持ち込んでシュート。これがネットの左上に突き刺さり試合を決めた。今季初出場、初ゴールに「結果を出せて嬉しかった」と笑顔を見せた野本。古川監督も「動きにキレが出てきた」と評価する。途中出場で結果を残しアピールも十分だ。野本がチームの救世主となりスタートメンバーになる日も遠くない。
■コメント
野本(国2=市立船橋)
今シーズンなかなか試合に出られなくて、出たらもちろん結果を残すつもりでいた。今節でたまたまチャンスをもらえて絶対結果を残そうと思っていたので、チームとしても個人としても結果が出せてすごく嬉しかった。(途中出場の際監督からは)攻められていたので守備を大前提に、チャンスがあれば自分の持ち味の攻撃をやってこいと言われた。
シュート練習を日頃やっているが今週やった形だったので結果として出たと思う。(スタンドからの声援は)本当に力になった。(今期ベンチスタートが続いたが)もちろんスタートから出たいので悔しい思いだった。やっぱりどっかで結果を出さないととずっとベンチで思っていた。(チームは今期初白星であるが)ここから波に乗って連勝していけたらいいなと思う。(次節に向けて)出る機会があればまた結果を残すつもりで頑張る。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦1部
第8節 6月2日(土)vs 専大
県立保土ヶ谷公園サッカー場にて 11:30キックオフ!
TEXT=鶴田華穂 PHOTO=土橋岳