Article

記事


2018.06.03
サッカー

[男子サッカー]中盤を支配する高橋 ゴール演出など攻守に存在感を示す

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第8節

6月2日(土) 県立保土ケ谷公園サッカー場

東洋大2-3専大



チームに欠かせない存在となった高橋


ゴールとアシストの数にもこだわりたいと話す


 あと一歩連勝とはならなかった今節。最上級生となった高橋(国4=FC東京U-18)はこの日も攻守に欠かせない働きを見せた。


 4年目のシーズンを送る高橋は、ここまで全試合フル出場を果たし攻守に欠かせない存在となっている。今節もその視野の広さと圧倒的なパスセンスを武器に、常に攻撃の起点となった。17分、CKの流れからゴール前へ正確なボールを供給。これが先制点へとつながった。セットプレーの多くを任されており、高橋のキック精度は味方からの信頼も厚い。また、逆転を許してからの76分には、自ら最前線まで駆け上がり、味方とのパス交換からエリア内に侵入。細かいタッチでDFをかわすと、最後は松崎(国3=大宮Y)が押し込み追撃の1点を挙げた。高橋の積極的な攻撃参加が生んだゴールとなった。終盤の87分、中央でパスを受けた高橋が決定機を迎えたが、放ったシュートは枠上へと外れ同点ゴールとはならず。これには高橋も「決めなきゃいけないボールだった」と悔しさを滲ませた。

 今シーズンは攻撃のみならず守備への意識も強い高橋。試合中にはDFの浦上と守備時の確認をする姿も見受けられた。「前がかりになったところを突かれた」と試合後には、後半の失点シーンを冷静に分析。今年に入ってからは相手の決定機に割って入るプレーも増え、ピンチの芽を摘み取る活躍が目立つ。「下を向かず残り3節全部勝つ」。負けられない状況が続く中、逆境に立たされたチームを救うべく、経験豊富な高橋がチームを勝利へと導く。


■コメント

・高橋(国4=FC東京U-18)

先制点を取って狙った通りの入り方ができたけれど、自分たちのミスのところから繰り返し失点してしまった。(自身の評価は)得点、アシストは常に意識している。1つ仕事はしたけれど、最後の決定機を決めていれば追いつけていた。決めなきゃいけないボールだった。(守備の課題は)悪い形で失点してしまった中で、連続失点をしないことは大事だと思っている。前がかりになったところを突かれてしまったので、もっとコンパクトにやるべきだった。(1年生の桝谷と初めてボランチを組んだが)誰がボランチのコンビでも、自分のやるべきことはそんなに変わらない。後輩たちがやりやすいように自分のポジショニングだったり声掛けの部分は意識してやっている。(次節に向けて)負けが続いているが、自分たちの内容も別に悪くはないので、下を向かず残り3節全部勝って前期を終えたい。


[次戦試合予定]

第92回関東大学サッカーリーグ戦1部

第9節 6月9日(土) vs 東国大

味の素スタジアム西競技場にて 11:30キックオフ


TEXT=美浪健五 PHOTO=美浪健五、土橋岳