2018.06.05
空手道
[空手道]関東個人戦 粟野、吉田、宮坂の3人が全国への出場権を獲得!
第46回関東学生空手道選手権大会
6月3日(日) 日野市市民の森ふれあいホール
[上位進出者]
男子組手の部
ベスト16
粟野
ベスト32
吉田
4回戦進出
山田、岡田
女子組手の部
ベスト32
宮坂
ベスト16に輝いた粟野
上段蹴りを決める宮坂
今年度初の個人戦が行われ、東洋大からは組手の部に男子12人、女子8人が出場。粟野(法4=埼玉栄)がベスト16、吉田(法3=栄北)、宮坂(法4=日本航空)がベスト32に輝き、6月24日に愛知県で行われる全国大会への出場権を獲得した。
粟野は憧れの先輩を超える成績を残し、4年間の成長を見せた。3回戦の相手は強豪・帝京大の関口。突きを決められ1点を先取される苦しい展開となるも、残り11秒で起死回生の上段蹴りを決め3-1と逆転。その後、1点を返されるも3-2で試合終了。勢いに乗った粟野は4、5回戦も突破し、6回戦へ駒を進めた。
熱気に満ちた会場には、仲間たちから大声援が飛ぶ。6回戦の相手は駒澤大の上野。持ち味である突進力で積極的に前へ攻め、開始7秒に上段突きを決め1点を先取した。しかし、相手に中段突きを決められ同点に戻されると、残り時間43秒で中段蹴りを許し1-3と逆転される。反撃に出たい粟野だが、一手が出ず終了。「体力が全然なくてバテてしまった」と試合後に反省点をあげた。しかし、自身が目標としていたのは前年度主将・東出(H29年度法卒)が去年残したベスト32の記録。今大会ではそれを超えるベスト16の結果を残したことについて、「憧れている東出先輩の結果を1つ越すことが出来たので嬉しい」とはにかんだ。
一方女子個人では、主将の宮坂が躍動。東洋大の仲間が強い選手に敗れて行く中、宮坂は2回戦、3回戦を着々と突破。続く4回戦。勝てば全国大会の切符を手に入れることができるこの一戦。開始21秒にいきなり有効を決められ追いかける展開に。早めに追いつきたいところだったがその30秒後にさらに離され0ー2となる。それでも宮坂は果敢に攻め続けるも審判の旗は奇しくも上がらず。このまま試合は終了し4回戦進出で敗退となった。しかしその後行われた全日本出場決定戦で見事勝利を収め、全国への切符を手に入れた。「自分の思っている以上の結果が出た」と振り返るとともに、「勝ち負けよりもチームの質をもっと高めていきたい」と主将としてチームのさらなる飛躍を誓った。まずは、全日本での活躍、そして秋に行われる団体戦にむけて期待が高まる。
男女ともに結果を残し全国大会出場者を勝ち取った今大会。団体戦での勝利のために、まずは個人として結果を出すことが不可欠だ。さらなるチーム力アップの向上へ日々精進していく。
■コメント
・粟野(法4=埼玉栄)
今日は3回戦が自分の中で山場だと思っていた。(ベスト16の結果について)自分の憧れている東出先輩の結果を1つ越すことが出来たので嬉しい。(6回戦について)最初は良かったが、最後の試合は体力が全然なくてバテてしまった。体力不足が原因。今後の課題だと思う。(次戦へ向けて)一戦一戦大事に勝てるように頑張りたいと思う。
・宮坂(法4=日本航空)
(今までにどんな準備してきたか)自分自身の組手ができるように、勝ち負けよりも自分が納得をして終われるように、技術を丁寧に磨くように今までやってきた。今日の試合を振り返って)バタバタした試合が多かったが、周りからの応援が耳に入り落ち着いた試合ができた。(結果についてどう受け止めているか)自分が思っている以上の結果が出た。残り一年しかないのでもっと精進して頑張りたい。(今日のチーム全体を見て)個人戦なので一人一人の反省があると踏まえた上でアップなどもいつもの団体のようにやった。その時の雰囲気が良く、個人戦で結果を残せば団体戦に出られるという仕組みなので皆んな気合い入れて頑張っていた。初戦が強い相手と当たる人が多く、その人達も気合を入れて頑張っていたので良かった。(これからに向けて)キャプテンとして部員の中では一番いい結果を残せたので、それを更に頑張って今以上に皆んなについて来てもらえるように勝ち負けよりもチームとしての質を上げれるように頑張っていきたい。
TEXT=永田育美、小島敦希 PHOTO=林莉子、並木星夏