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2018日本学生陸上競技個人選手権
6月15日(金)~17日(日) Shonan BMW スタジアム平塚
▼2日目
男子400m 決勝
2位 吉津 46”96
男子800m 予選
1組
DNS 坂本
男子400m障害 予選
5組
2着 杉山 52”68 ※準決勝進出
男子400m障害 準決勝
1組
7着 杉山 52”34
▼3日目
男子200m 予選
1組(風:+0.7)
5着 松尾 21”60
2組
DNS 伊藤
表彰台で笑顔を見せる吉津
吉津の46秒6への挑戦は続いていく
日本学生陸上競技個人選手権大会(以下、個人選手権)2日目は、順当に決勝進出を果たした吉津(ラ2=豊橋南)が400m決勝に登場。大山(環太平洋大)とのデッドヒートを繰り広げ惜しくも2位だったものの、自己ベストを出す力走を見せた。
終盤のギアチェンジで先頭に躍り出る展開が持ち味の吉津だが、今回の彼はいつもとひと味違った。「前半から仕掛けて決勝で記録と結果を求めていこう」と臨んだレースで、プラン通りスタート直後からスピードに乗る。後続からある程度のリードを稼ぎ、コーナーを回るころには上位4人に絞られた。そこから抜け出した大山と最後まで競り合ったが、粘りきれず。自己ベストを更新するも、0.03秒差で2位となった。吉津は今回の結果に手応えを感じつつ、ラストの粘りに課題を見つけていた。出場の決まっている全日本インカレ(以下、全カレ)、また1年生のときから目標にしているユニバーシアード出場に向けて「日本選手権の標準を最低限今年中に切らないといけない」とさらなる飛躍を誓う。日本選手権における参加標準記録Aは46秒6。吉津の挑戦の1年に、今後も注目だ。
また、400m障害予選に出場した杉山(法2=大分雄城台)はスタートこそ遅れるものの後半の追い上げを見せ、3着で予選を通過。準決勝では前半から積極的に前に出るが、終盤トップのスピードに付いていけず決勝進出を逃してしまった。今後、この経験を活かした活躍が期待される。
全国の大学の実力者がそろう個人選手権で、レースができたことは今後の成長につながるはずだ。各々の目標を胸に、自分の限界に挑んでいく。
■コメント
・吉津(ラ2=豊橋南)
(今日は)決勝1本だけだったので、前半から仕掛けて決勝で記録と結果を求めていこうと思っていて予想通りのレース展開ができたが、関東インカレとか岩壁杯でもそうだったがラストが腰が前傾しちゃって上体も前傾しちゃうので、ラスト粘ろうとしても粘れずに最後の20mで負けてしまうということがずっと続いていて、今日もそれで負けてしまったのでとりあえずの課題はそこかなと。あとは絶対的なスピードの強化。監督に足が遅いと言われないように、頑張らないといけないなというのはずっとあるので。(収穫はあったか)前半からいこうと思っていけたのは大きい。今までいこういこうと思っても全体的にレースのそこで走ってる8人の中では遅い方だったので、その中でも今日ある程度リードしていけたのは違う展開、自分らしくない展開だったのでそれでも2位で自己ベスト出せたのは良かったかなと思う。(自己ベストが出たが)自己ベストはたぶん今日のコンデションなら出るだろうなと思っていたので、どっちかというと負けたことの方が悔しかった。負けてああ悔しいな、あれベストじゃんという感じだったので。しかも0.03、ベストを出せたことは良いがやっぱり日本選手権の標準が切れていないことは変わりないので。(今後に向けて)とりあえず全日本インカレが決まっているので、あとは来年のユニバーシアードに出たいなと思っているのでそこに向けて日本選手権の標準を最低限今年中に切らないといけないので、とりあえず今の焦点としてはユニバーシアードに出るために何をしていくかというところ。
TEXT=稲村真織 PHOTO=大谷達也