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平成30年度全日本学生柔道優勝大会
6月23日(土)~24日(日) 日本武道館
1回戦
東洋大1―5天理大
雨森は押さえ込みで一本を奪った
後藤主将は悔しい敗戦を喫した
初戦敗退となった昨年の雪辱を晴らすべく臨んだ全日本学生柔道優勝大会(以下、全日本)。1回戦の天理大との対戦は先鋒・雨森(営3=足立学園)で1点を取るが、その後が続かず1-5の敗戦。またしても1回戦で姿を消すこととなった。
昨年まさかの1回戦負けを喫した全日本。リベンジに燃える今年は初戦で関西地区を負けなしで勝ち上がってきた天理大とぶつかった。先鋒の雨森が攻めの姿勢を貫き、寝技に持ち込んだ。「チームの流れを作る」と意気込んで臨んだ雨森は相手を力強く押さえ込み、そのまま1本を奪って次鋒につなげた。しかし、次鋒を務める後藤主将(文4=東北)が「自分が点を取るところだった」と主将としての意地を見せたかったが、相手のパワーに圧倒されて敗北。その後の中堅・友田(営3=大成)、五将・那根(営3=沖縄尚学)でも得点を落とし万事休す。今年も1回戦敗退と悔しい結果なった。
「チームの状態は万全だった」と後藤主将が話したように、東京地区の大会ではベスト8まで勝ち進み好調を維持していた。だが、全日本の舞台で勝ち進むにはさらなる個々のレベルアップが求められる。「最後は笑顔で終われるように」。もう1度全員で練習に励み、後藤主将を中心に先の個人戦、団体戦での逆襲を誓う。
◾コメント
・後藤主将(文4=東北)
チームの状態はみんな万全で仕上がっていた。天理大は自分たちより格上のチームだとみんな分かってはいたけれど、勝つ気でいたので悔しい。(個人としては)自分が正直点を取るところだったけれど、相手のパワーに負けて最後は体力が切れて負けてしまった。(次に向けて)まだ個人戦と体重別団体が残っているので、キャプテンとしてチームを引っ張って最後は笑って終われるようにしたい。
・雨森(営3=足立学園)
あんまり自信がなかったけど、チームの流れを作るために死ぬ気でやった。(天理大は)めっちゃ強かった。(その中で勝って)自信になった。(次に向けて)チームの迷惑にならないように、自分が取れるところを取っていきたいと思う。
TEXT=美浪健五 PHOTO=土橋岳、永田育美