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先輩たちの志を受け継ぎ、昨年春からリーグ戦3連覇を果たした硬式野球部。一戦一戦に全力で挑み、戦国東都の舞台で栄光に輝いた選手たちの思いをお届けする。
第4日は小川翔平(法2=霞ヶ浦)内野手。持ち味である堅実な守備が一段と安定感を増した今季。守備に加えて国学大戦での同点適時打をはじめとしたチャンスの場面で、しっかり一本を放つ勝負強さもみせた。入学以来3季連続で優勝を経験している小川に、2年生として迎えた春季リーグ戦を振り返ってもらった。(取材日・7月22日、聞き手=望月優希)
――春季リーグを振り返ってみていかがですか
この春は難しいゲームが多かったので勝ててよかったです。計14試合ありましたが、途中で怪我してしまい、自分が出れたのは13試合。打率は残せましたが、1年生の春の方が良かったです。今季は一応打ててはいたのですが、打っただけでたまたまいいところに飛んだり。自分が思っているところには飛ばず、あまり納得のいく結果ではなかったです。
――1年生の春、調子が良かった理由は
レギュラーを取ろうと必死でした。でも最近は色々考えるようになってしまって。考えてもいいのですが、しっかり割り切って試合に臨むようにしたいです。
――今季、最も印象に残っている試合は
国学大戦で最後同点タイムリーを打てたことです。受け身にならないように積極的にいこうと思っていて、勢いもあり、いいところに打球が落ちました。チャンスには強い方なので、集中力が上がり、割といい結果が出ます。緊張するときもありますが、それよりも集中力が上回るので、あまり余計なことを考えずに打てます。
――国学大戦では高校の後輩である木村(総1=霞ヶ浦)選手も外野手として出場していました
自分の出身高校の後輩なので、自分が足を引っ張らないように、そして木村を引っ張っていこうと思っていました。木村は外野が初めてだったので、試合中には守備位置など色々指示をしていました。後輩とまた野球ができたことは、とてもうれしいです。
――2年生として迎えた春季リーグ戦は昨年とはちがいましたか
昨年は1年生だったので、自分のことを考えて思い切ってやろうという感じだったのですが、今年は後輩も入ってきているので引っ張っていかなければいけないなと思います。あとは周りも見ないといけないと思います。自分が調子が悪いと周りが見えなくなってしまうときがあるので、そういう時こそ周りを見れるようになりたいと思います。
――特に周りを見ていると感じる選手はいらっしゃいますか
中川さんが一番見てくれています。常にチームのことを考えてくれていて、声も掛けてくれます。自分も秋はタイムの時などピッチャーに声を掛けに行きたいと思っています。
――最後に今後の目標をお願いします
ベストナインをとれるように頑張ります。春は同じ名字で同じ守備位置で同学年の国学大の小川選手にとられてしまったので、秋は自分がとります。
◆今後の掲載予定
7/27 津田 翔希 内野手
7/28 佐藤 都志也 捕手
7/29 甲斐野 央 投手
7/30 上茶谷 大河 投手
7/31 杉本 泰彦 監督
どうぞお楽しみに!