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2018.08.15
相撲

[相撲]選抜十和田大会はインカレへ向け不安の残る結果に

第53回全日本大学選抜相撲十和田大会

8月14日(火)十和田市相撲場


個人戦

ベスト8  西野

ベスト16 白石


団体戦

ベスト8

(団体戦決勝トーナメント 準々決勝)

東洋大
2対3
拓殖大
●城山すそ払い〇勝呂歩
●深井押し倒し〇勝呂隆
●中嶋押し出し〇松浦
○西野寄り倒し●松原
○白石上手投げ ●井田



個人戦ベスト8の西野



 全日本大学選抜相撲十和田大会は団体ベスト8、個人で西野(法4=金沢市工)がベスト8、白石(法4=専大松戸)がベスト16とタイトルを獲得することができず、昨年の結果から大きく順位を落とす結果となった。

 

 晴天の空の下、青森県十和田市で選抜大会は開催された。東洋大は団体予選を3戦3勝し、13得点を獲得。全体を2位通過し、順調に決勝トーナメントに進んだ。

 迎えた決勝トーナメント1回戦の相手は予選7位通過の拓殖大学。今大会からオーダーを変更し臨み、まずは先鋒に城山(法3=金沢市工)。立ち合い後、相手に激しく当られると足を滑らせるかのようにすそ払いでまさかの敗北。チームに不穏な空気が流れた。続く二陣・深井(法3=金沢市工)は出だしは良かったが、相手に腕をつかまれそのまま土俵外へ。0-2と勝負に逆大手がかかってしまった。勝負を決める中堅戦には中嶋(法4=愛工大名電)。小柄な相手に対して力で対抗するも、振り払われ自分に不利な状況を作ってしまった。土俵際、ぎりぎりな戦いとなったがわずかな差で押し出しで敗北。この時点で昨年団体優勝校がまさかのトーナメント戦ベスト8で姿を消した。

 しかし、まだ試合は終わっていない。副将・西野が寄り倒し、白石が上手投げで安定した取組をみせ東洋大に白星をもたらした。最終的には2-3で敗北とまさかの結果となった。

 

 個人戦では、予選を勝ち抜き個人優秀16選手決勝トーナメントへ駒を進めたのは白石と西野の二人であった。白石の初戦は日大の榎波。立ち合いから得意の突っ張りで攻めるも、相手の下からの押しに負け土俵を外へ。東日本選手権の王者も、選抜大会ではベスト16止まりとなった。

 一方西野は初戦の石崎(日体大)を上手投げで下すと、迎えた準々決勝では沢田(日大)との対戦に。立ち合いから左四つの状態で膠着状態が続くも、先に動いたのは西野。そのまま沢田を寄りきろうとするも、再び土俵中央まで戻され最後は寄り切りを決められベスト8。この結果により、2年連続で表彰台に上がるものはいなかった。

 

 選抜十和田大会は、11月のインカレ前に行われる最後の5人制団体の大会でもあった。この大会で優勝しインカレ3連覇へ向け勢いづけたかったが、まさかのベスト8で姿を消した東洋大。この悔しさを胸に、ひと夏を越え、更に成長した姿を見られることに期待がかかる。



TEXT=水野桜、永田育美 PHOTO=水野桜

第67回東日本学生相撲新人選手権大会
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