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水泳部 インカレ直前連続特集７ 山本悠暉
９月７日～９日に、学生日本一を決める第94回日本学生選手権水泳競技大会（以下、インカレ）が横浜国際プールで行われます。それに際し、インカレ開幕前日まで注目選手のコラムをカウントダウンでお届け！本日はチームを引っ張る主将山本悠暉選手です！
東洋大では「ＲＥＶＥＲＳＥ（リーバス）」のスローガンの下、男子は総合３位、女子は総合優勝で王座奪還を目標に掲げてインカレに挑む！年に１度チーム対抗で挑むインカレは、熱戦が繰り広げられること間違いなし！
インカレでベストタイムが出なかったことのない山本悠は昨年、400ｍ自由形で準優勝。結果でチームに大きく貢献した。そんな山本悠は今年は主将としてインカレに挑む。１年時は個人種目のみの出場で、２種目共に予選敗退だったが、２年目のインカレでは４００ｍ自由形で決勝へ進出。そして昨年は、同種目で準優勝に輝いた。選手として東洋大に入り着実に成長を遂げた山本悠が最後のインカレで特に気合を入れているのが４×２００ｍフリーリレー（以下、８継）だ。一昨年、昨年とメンバー入りしているこのリレーで東洋大は準優勝。今までは心強い先輩と共に出場していたが、主将として臨む今年はチームを引っ張る番だ。「可能性は０%ではないので、１%でもある限り勝つつもり」と語る山本悠が狙うのは優勝。インカレ最終種目となるこのレースで有終の美を飾る。
――インカレに向けてチームの雰囲気はいかがですか
去年の９月に（新チームが）始まって最初は日本選手権とかもあったので、チームが１つになるというのは難しかったんですけど、今は本当に雰囲気も良くなってインカレまでのあと少しの時間の中でチーム力を高めていいチームになるんじゃないかなと思います。
――１年生の様子はいかがですか
変なプレッシャーとかはもたないでほしいんですけど、実力はみんなもってるので１年生が初めてのインカレで実力を出し切れる環境を整えてあげたい。
――主将からみてインカレでの注目選手は誰ですか
１人ってなると難しいんですけど、キーマンになってくるのは１年生は花車（文１＝丸亀）ですかね。２年生は東洋大のディスタンスで１人しかいないんで山本健志（営２＝尾鷲）。あとは３年生は中村海渡（文３＝比叡山）もそうなんですけど、フリーリレーで起用されるであろう川口（法３＝津田学園）あたりが気になります。４年はみんな最後なので期待で。
――やはりポイントはリレーですか
そうですね。得点が２倍になるので。東洋はやっぱり枚数が少ないのでリレーのポイントで稼ぎたいっていうのがあるので、リレーは全種目Ａ決勝に残って、男子の８継は去年も準優勝しているのでそこは外したくないなと思います。
――インカレ最終種目となる８継はやはり思い入れが強いですか
チームが始まって、自分の中で目標としたのが８継優勝。明治大学が圧倒的に強いんですけど、僕らが持ってるもの以上の力を出し切れれば、可能性は０%ではないと思うので１%でもある限り勝つつもりでやっています。
――東洋大のチームとしてナンバーワンだと思うところを教えてください
他の大学に比べて１年生から４年生の仲は僕が入学してからずっといいと思う。最低限の上下関係はありますけど、その中でも変に厳しい上下関係も無く、みんな仲良くやってます。学年関係なく遊びに行ったりとか。
――今年に入っての自身の成績はいかがですか
去年のインカレで出したタイムがベストなんですけど、そこからベストが出なくて。選手権では決勝に残れたんですけど、決勝でタイム上げることも出来なくて。主将として実力でチームを引っ張れたのかなっていう部分があったんですけど、そこでネガティヴになることなく最後インカレですべて出し切れれば、ベストが出るだろうという自信は今はありますし、そういう手応えみたいなものを練習の中でつかめてきているので１年間を通してはあまりよくなかったですけど、最後は有終の美を飾りたい。
――現在の調子はいかがですか
今は追い込んでる時期でここが一番きついときなので、ここをしっかり追い込んでケガとか体調を崩さずに乗り切りたいなと思います。
――インカレは自分にとってどんな大会ですか
僕は今までインカレでベストが出なかったことがないので、毎年１年間やってきた自分の成長を確かめるじゃないですけど、自分がどれだけ速くなったかとか自分が全国の中でどのポジションにいるのかっていうのが分かる試合になるのでそういう位置づけで３年まではきたんですけど、４年はインカレで引退っていう形になるので全て出し切って集大成という形で臨みたいなと思います。
――今までのインカレで特に印象に残ってるレースはいつですか
去年の８継が一番うれしかったレースで、一昨年の８継のレースが一番悔しかったレースですね。両方とも準優勝だったんですけど、自分のせいで一昨年の８継は公介さん（H28年度文卒＝ブリヂストン）とか翼さん（H28年度文卒＝ミキハウス）がすごいタイムで泳いできてくれたけど自分がもうちょっと速いタイムで泳げたかなと。もうちょい早いタイムで泳げる自信があったのでそこがちょっと悔いは残ったんですけど。逆にその悔しさがあったから去年かなりベストも更新して、当日だけで１秒ちょいベストが出たんです。他のメンバーも速くて、まさかなれるとは思ってなかったんですけど準優勝２年連続で取れたので８継に対する思いっていうのは強いですね。
――自分の主将としての活躍
自分が主将に任命されて最初できるかなっていう気持ちが強くて、結構同期とかに相談してたんですけど、同期の松田（法４＝京都外大西）が言ってくれたのが入学して３年生まで僕がやってきたことで主将というポジションに任命していただいたっていうことがデカイと思うので主将として特別なにかするんじゃなくて今まで通り普段通りやれば大丈夫ってことを言ってくれたので。特に気負うことなく、１年からやってきたことをそのまま継続してやるっていうことでやってきました。
――東洋大水泳部に入って一番成長したことは何ですか
入ったときはインカレでは全然戦えないポジションだったんですけど、２年で決勝残れて３年で表彰台乗れてって結構順風満帆な感じで上がってこれたのは上がってこれたんですけど、その中でも挫折は結構ありました。でもその中でなにより監督コーチ、チームメイトが支えてくれたっていうのが一番大きくてそういう人に感謝出来るようになったっていうのが一番成長した部分かなと思います。
――東洋水泳部で良かったと思うことはどんなことですか
一番よかったのはこの同期に巡り会えたことですかね。僕の同期は本当にいい人ばっかりで。同期の存在が一番大きいです。
――では最後にインカレでの目標をお願いします
チームとしては、男子総合３位以上、女子総合優勝っていう目標の中で個人個人がその日出せるもの以上の力を出して悔いなく終われるようなインカレにしたいです。個人としては400ｍ自由形で優勝して、200ｍ自由形も表彰台に上がって、８継で優勝してやりきったなと言って笑って終わりたいなと思います。
■山本悠暉（やまもと・ゆうき）
学部・学科・学年／法学部・企業法学科・４年
生年月日／Ｈ８．６．24
血液型／Ａ型
身長・体重／174㎝・74㎏
出身地／奈良県
出身高校／智辯学園
エントリー種目／200ｍ自由形、400ｍ自由形
TEXT＝梅山織愛
